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2020/03/09

第8話

過ち
「はぁ。」





私がため息をつくと美帆が顔を上げる。









『ねぇあなた、あんなこと別にやらなくてもいいんだよ?私だってやりたくないから参加してないんだし』






「あぁ、うん。全然大丈夫!私だって先生好きじゃないし」







本当はやりたくない。
でもここでやらなければハブられてしまうかもしれない。
そんなのやだ。




次は移動授業だ。




『ごっめん、あなた!先生に呼び出された!ほんとにごめん!先行ってて!』



そこまで成績がいいとは言えない美帆が呼び出されるのは少し慣れたものだ。




1人で理科室へ向かうことにした。誰にも会いたくない気持ちだったのでわざわざ中庭を通って遠回りしていくことにした。





(……うわ、最悪。)






反対から歩いてきたのは同じクラスのいつも気だるそうにしてる生徒会長だ。





一応挨拶しておかないと感じ悪いかな?と思ったため、ども。と頭をちょっとさげる。





『…問題児の東条さんか。今日も教師に対抗したみたいだな。』







はあ!?こっちは挨拶したのに感じ悪っ~!!







「うっさいな!あんたには関係ないでしょ!」




そう面と向かって胸ぐらをつかみ怒鳴り込むと







『あんた、そんな人じゃなかったのに。自分に嘘ついて、我慢して、楽しいか?』



「……だまれ」




お前に何がわかる。


乱暴に生徒会長を突き放し、理科室へと向かう。