第32話

32の段
4,900
2020/11/30 06:17
(一部修正しました)

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八左ヱ門が文次郎に予算案を渡すと、









後ろから ぬっ、と黒い影が現れた
長次
長次
……モソ…八左ヱ門…
八左ヱ門
八左ヱ門
ぎゃ!?

図書委員会委員長の中在家長次である









よく見ると片手に木の板を持っていた
長次
長次
……この板に付いている小さな虫は…お前のか…モソ…?
八左ヱ門
八左ヱ門
あぁー!お菊さん!!こんな所に!

その虫を見るなり、八左ヱ門は









探してたんですー! と涙目になった
雷蔵
雷蔵
お、お菊さん…?
三治郎
三治郎
お菊さんは、僕たち生物委員会が飼っているヒラタキクイムシの幼虫です!
きり丸
きり丸
主に木を食う立派な害虫です!
三治郎
三治郎
害虫とはなんだ、害虫とは!
きり丸
きり丸
害虫じゃねぇかよ!
貴方
貴方
まぁまぁ2人とも…笑
長次
長次
…モソ…この虫のせいで本棚の腐敗が進んでいる……この板も本棚の一部だ……
文次郎
文次郎
はぁ…お前ら….また害虫逃がしたのか?
虎若
虎若
だから害虫じゃないんですってば!
長次
長次
……八左ヱ門…表へ出ろ

そう言うと、長次は ニタァ… と不気味に笑った









相当怒っているのか、珍しく聞き取れる声量である
八左ヱ門
八左ヱ門
えぇっ!?

長次が縄鏢を振り回し始めたので、









反射的に八左ヱ門も微塵を構える








が、
長次
長次
!?
八左ヱ門
八左ヱ門
!?

投げられる寸でのところで









飛んできた鉤縄の縄によって縄鏢が絡めとられた
貴方
貴方
はいストップ
投げたのはあなただったようで









縄鏢の絡まった鉤縄を片手に、ちょっと怒ったような顔をしていた
貴方
貴方
先輩方、ここで戦わないで下さい!
貴方
貴方
じゃないと、また和尚様にご迷惑がかかってしまいます!いいですね!?
八左ヱ門
八左ヱ門
す、すまん…
長次
長次
……モソ…(すまなかった…)
一平
一平
す、すごい…!
左吉
左吉
先輩方が争いをやめた…!
きり丸
きり丸
あなたが保護者に見える……笑

彼女は くるっと振り向き、普段通りに笑った
貴方
貴方
すみません。
予算会議、続けてください^^
文次郎
文次郎
お、おう…

その瞬間、その場にいる全員の意見が一致する









忍術学園のおかんはここにいた、と。

--------キリトリ線--------



こんにちは!茉莉彩です!








いや、あなたちゃんチートすぎる笑








チートすぎで草w
貴方
貴方
いぇい☆

一応一通りの武器は人並みに扱えるチート設定にしてます








今後ともチートなあなたちゃんをお楽しみ下さい笑








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ばいちゃ(*・‐・*)/

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