第38話

38の段
4,502
2021/05/04 06:41

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貴方
貴方
兵庫第三協栄丸さーん!

そう呼びながら駆け寄ると、砂浜で水軍たちに指示を出していた兵庫第三協栄丸は、









こちらに気付いて、おう、と片手を上げた。
兵庫第三協栄丸
兵庫第三協栄丸
あなたじゃないか!よく来たな!
貴方
貴方
こんにちは!
これ、学園長先生からのお手紙です!

そう言って、あなたは学園長先生からの手紙を第三協栄丸に手渡す。
兵庫第三協栄丸
兵庫第三協栄丸
ご苦労さん、返事を書いてくるから適当にゆっくりしててくれ
貴方
貴方
はーい

立ち去っていく第三協栄丸と入れ替わるように、積荷を抱えた網問が歩いてきた。
網問
網問
あれ、あなたちゃんがいるー!
貴方
貴方
網問さん、こんにちは!
それ、船の荷物ですか?と聞くと、網問は そーそー、と笑う。
鬼蜘蛛丸
鬼蜘蛛丸
おーい!あなたの嬢ちゃーん!
船の上から、鬼蜘蛛丸が手を振っていた。










海の上だからか、顔色は良さそうだ。
疾風
疾風
これから昼飯なんだが、よかったら水軍鍋、食ってくといい
貴方
貴方
え、いいんですか?
網問
網問
もちろん!人数多い方が楽しいからね♪
貴方
貴方
じゃあ……いただきます!笑

そう言うと、網問はやったー!と喜んだ。









それを聞いていた義丸が鍋の用意をする東南風に、1人増えるぞー、と呼びかける。
義丸
義丸
鍋の準備の間、舳丸と重のとこに行っててやってくれ
義丸
義丸
あいつら、嬢ちゃん大好きだから笑
義丸は 出来たら呼ぶわ、と言い残して去っていった。
貴方
貴方
どこにいるんだろ……
海の方に目を凝らすと、遠くで小舟に乗った水練の2人が魚を獲っているのが見える。








あなたは草履を脱ぎ、近くの浅瀬の岩に腰掛けた。








足を動かす度に、水がちゃぷちゃぷと音を立てる。








ひんやりして気持ちがいい。









しばらくして、海から戻ってきた舳丸と重があなたを見つけ、
重
あれ!あなたの嬢ちゃんがいる!

と驚いたような顔をした。
貴方
貴方
お邪魔してます〜笑
2人が乗っていた舟には、たくさんの魚が積まれている。
貴方
貴方
ずいぶんいっぱい獲られたんですね

さすが水練さん…!と感嘆すると、重は
重
いやぁ、いつもこんなもんですよ笑
と照れくさそうに笑った。









ふと、舳丸が思い出したように、懐から何かを取り出し、あなたに差し出す。
貴方
貴方
….何ですか、これ?
舳丸
舳丸
海底で拾った硝子玉です。捨てようと思っていたのですが、よければどうぞ
貴方
貴方
綺麗…!ありがとうございます!
きらきらと輝くそれを嬉しそうに受け取った彼女の頭を、舳丸は優しく撫でた。
由良四郎
由良四郎
水軍鍋できましたよー!
重
お、昼飯できたみたい。あなたの嬢ちゃんも行きましょう!
貴方
貴方
お腹空きましたー笑
重
俺もです笑
重と舳丸に手を引かれ、あなたは水軍館に向かった。

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こんにちは!茉莉彩です!




気づいたらお気に入りが900になってて、思わずスマホを落としてしまいました









こんな駄作者に付いてきてくださり、本当にありがとうございます!😭😭







今後ともよろしくお願いします!









次回も見てね!









ばいちゃ(*・‐・*)/

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