第37話

37の段
4,340
2021/04/05 10:08

┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ある休日、図書室で勉強していたあなたは









急な呼び出しにより、学園長先生の庵を訪れていた。
貴方
貴方
学園長先生、何の御用でしょうか?

居住まいを正し、そう聞く彼女に、










呼び出した学園長先生は一通の手紙を差し出す。
学園長
学園長
これを兵庫第三協栄丸のところに届けてくれんか
学園長
学園長
足の速い乱太郎でも良いのじゃが、あいにく本日は補習があるらしくてのぉ…
貴方
貴方
分かりました。兵庫水軍の海に行けばいいんですね

一瞬、図書室に置いてきた勉強の残りが脳裏によぎったあなただったが、









別に急ぎでもないので、こくりと頷いた。
学園長
学園長
しかし、せっかくの休日じゃ。向こうに着いたらゆっくりしてくると良い
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
貴方
貴方
とは言ったものの…やっぱり1人じゃつまんないしな……

誰かを誘おうか否か考えながら長屋の廊下を歩いていると、









ちょうどいいタイミングで、部屋から出てくる金吾と鉢合わせた。
金吾
金吾
あれ、あなた。どっか行くの?

私服なんか着ちゃって、と金吾。
貴方
貴方
うん。学園長先生のおつかいで、兵庫水軍の海までね
一緒に行く?と聞くと、金吾は あー、と気まずそうに
金吾
金吾
ごめん。僕、今から裏々山まで走り込みに行くんだ💦

と言った。
貴方
貴方
すごいね!体力づくり?
金吾
金吾
そんなとこ笑
彼を含む体育委員会は、体育委員長で、暴君と呼ばれる小平太に








「委員会活動及び鍛錬」と称して、裏々々山まで走り込みで引きずられているらしい。








実際あなたも、部屋の前の廊下でぶっ倒れている委員会帰りの金吾を何回か救助したことがあった。
金吾
金吾
剣を振るうにも体力が必要だから、頑張らないと!
貴方
貴方
そっか、無理しないでね…笑
金吾
金吾
ありがとう!あなたも気をつけてね!
貴方
貴方
うん、行ってくる!笑

じゃ! と裏門の方に駆けていく彼の背中を見届けてから自分も正門に向かう。









行ってらっしゃぁ〜い、という小松田さんの間延びした声に見送られながら、









あなたは兵庫水軍の海へと向かったのだった。



--------キリトリ線--------


お久しぶりです!茉莉彩です!








諸事情により、WiFi環境のない場所にいたため、投稿できずにいました💦








これからも暖かく見守っていただければ幸いです






読者様に楽しんで頂くために、今後も頑張ります!







ご愛読いつもありがとうございます(_ _*)








次回も見てね!








ばいちゃ(*・‐・*)/

プリ小説オーディオドラマ