葵｢あ、あなたちゃん〜部室の片付け、手伝ってくれない〜？｣

『ん〜？いいよ〜』


葵ちゃんの後ろには天馬と信助。あの2人…葵ちゃんに捕まったのかな


部室に着き、片付けを進めていると天馬が何か私に見せてきた


『何それ…DVD？』

信助｢えーっと、"ホーリーロード決勝木戸川清修ＶＳ雷門” ！｣

天馬｢これ、去年のホーリーロード決勝戦だよ！ ねぇ 見てみよう。｣


私達は天馬が見つけた去年のホーリーロード決勝のビデオを見るためにデッキを探すことにした


天馬｢ここならビデオを再生できそうだ。入れるよ｣


私達は再生されたビデオを見る


『いけっ！そこそこそこ！あーっ！違う違う！右からディフェンダーきてるって！』

信助｢あなた…テンション上がってるね｣

『あ…。つい(笑)』


木戸川清修と雷門の戦いを見終えると葵ちゃんが口を開いた


葵｢…でもこれもフィフスセクターの指示通りなんだろうなぁ。本気出してるように見えるのに。｣

霧野｢当然だ。この決勝戦は本気の試合だったんだからな。｣

『あ、霧野先輩いたんですね』


霧野｢おいあなた。殴るぞ。｣

『パワハラ先輩ですか。』


私はガードの体制になる


霧野｢誰がパワハラ先輩だ｣


霧野先輩は呆れてため息を吐く


霧野｢…あなたは放っておいて……
本気の試合だからこそ神童も"神のタクト”を使ったし、"フォルテシモ”を打ったんだ。｣

三国｢負けてしまったが あの試合はみんな充実していた…。｣


信助｢変なの。フィフスセクターって絶対変だよね｣



円堂｢おー おはよう！早いなお前たち｣

天馬｢おはようございます！｣

『おはようございます〜』


私達は円堂監督に挨拶をする


円堂｢なぁ 音無先生を知らないか？ 旧サッカー部室の鍵 を探していてさ。あそこにはちょっとした秘密の部屋があってさ。そこで おまえらに見せたい物があるんだ。｣

葵｢音無先生なら多分職員室と思いますけど。｣

『よかったら鍵もらってきましょうか？』

円堂｢そうか 助かるよ。よし、頼んだ！｣

『はーい』


旧サッカー部室に見せたい物…？

なんだろう……