第38話

ある意味覚醒
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2020/10/11 05:19
磯崎「フン 何が"大好き”だ。ただの玉蹴りを。」


天馬が諦めずに立ち上がったのを見て、磯崎さんは嫌な表情を浮かべた



剣城「……! ただの 玉蹴り…?」


光良「そうさ。サッカーで世界でも目指そうっていうのか?バカかよ。」


剣城「サッカーで 世界を…。」


光良「やっぱ 松風は俺がやる。二度とサッカーができないようにケガさせてやるぜ!」



光良さんはそう言うと天馬に向かってボールを蹴った



神童「天馬!よけろっ!!」


天馬「くっ…!」


剣城「…二度と、サッカーができない」



天馬は先程からのダメージが溜まっており、避けられそうになかった



葵「天馬ー!!」



…私は助けに行くべき?それとも見過ごすべき?


しかし そんな心配はいらなかった



天馬「えっ…」

磯崎「剣城!?」



剣城くんが天馬に向かっていたボールを止めた



光良「なんのつもりだ!そこをどけ!」


剣城「サッカーは…サッカーはお前たちが語っていいようなものじゃねぇ!」



そう言い剣城くんはゴールへと走り、強烈なシュートを決めた



天馬「やったね 剣城!」

神童「剣城…お前…。
サッカーを潰すんじゃなかったのか?」

剣城「潰すさ。こんな腐ったサッカーは俺がこの手でぶっ潰す!」

天馬「剣城…」



シードの剣城くんがフィフスセクターに逆らった

これは…総帥も黙っていないだろう



剣城「さあ始めるぞ。
…よく見ておけ。これが本当のサッカーだ!」

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