第36話

万能坂中
737
2020/09/16 06:45
つ、疲れた…


万能坂中の近くまではバスで、そこからは坂を登り、トンネルを通り、坂を登り……


なんでこんな入り組んだ所に学校あるの…


学校のグラウンドにつき、部員の皆は準備運動をしたりウォーミングアップをしたり…


霧野「あなた。ウォーミングアップ手伝ってくれないか?」


私が準備運動をしていると、霧野先輩はボールを持って私に声をかけてきた


『いいですよ〜パス練ですよね?全力ですか?』

霧野「いや、一応試合前だぞ…」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈

万能坂との試合が始まった


雷門中のキックオフから試合開始


試合開始直後、剣城くんがボールを雷門ゴールへと運んでいった


雷門中ゴールに強烈なシュートが放たれた


オウンゴールで先制点が決まった




『オ、オウンゴール…!?』



剣城くんは雷門を潰す と言っていたが、
ここまでするとは思わなかった、という顔をチームの皆もしていた



試合が再開され、天馬がボールを運ぶ


天馬「うわぁぁ!…痛っ!」



万能坂 磯崎さんが天馬にぶつかった


どう見ても反則だった


水鳥「おい審判!どこ見てんだよ!今の反則だろ!」

音無「審判に見えないようにやっているのよ。彼らは潰しのプロだわ。万能坂の秘密とはこのことなのね…」


潰しのプロ……これが、万能坂の秘密?

プリ小説オーディオドラマ