つ、疲れた…
万能坂中の近くまではバスで、そこからは坂を登り、トンネルを通り、坂を登り……
なんでこんな入り組んだ所に学校あるの…
学校のグラウンドにつき、部員の皆は準備運動をしたりウォーミングアップをしたり…
霧野「あなた。ウォーミングアップ手伝ってくれないか?」
私が準備運動をしていると、霧野先輩はボールを持って私に声をかけてきた
『いいですよ〜パス練ですよね?全力ですか?』
霧野「いや、一応試合前だぞ…」
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万能坂との試合が始まった
雷門中のキックオフから試合開始
試合開始直後、剣城くんがボールを雷門ゴールへと運んでいった
雷門中ゴールに強烈なシュートが放たれた
オウンゴールで先制点が決まった
『オ、オウンゴール…!?』
剣城くんは雷門を潰す と言っていたが、
ここまでするとは思わなかった、という顔をチームの皆もしていた
試合が再開され、天馬がボールを運ぶ
天馬「うわぁぁ!…痛っ!」
万能坂 磯崎さんが天馬にぶつかった
どう見ても反則だった
水鳥「おい審判!どこ見てんだよ!今の反則だろ!」
音無「審判に見えないようにやっているのよ。彼らは潰しのプロだわ。万能坂の秘密とはこのことなのね…」
潰しのプロ……これが、万能坂の秘密?
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。