『音無先生〜』
音無「あら、皆どうしたの?」
天馬「旧サッカー部室の鍵を借りに来たんです。秘密の部屋を見てみたくて」
音無「なるほどね。あそこには私のサッカー部での思い出も沢山つまっているのよ。なつかしいなぁ」
音無先生がサッカー部?ボール蹴ってたの?
天馬「音無先生は円堂監督がサッカー部だった時 マネージャーをやっていたんですよね 木暮さんから聞きました」
なるほど、マネージャーか。納得。
音無「そうね…私も久しぶりに秘密の部屋が見たくなっちゃった。えーっと ちょっと待ってね」
冬海「あぁ 音無先生!ここにいましたか!」
冬海先生が息を切らしながら走ってきた
そんなに焦ってどうしたんだろう
「ホーリーロードの1回戦についてフィフスセクターから指示が出たんです!すぐに理事長室に来てください!」
フィフスセクターからの指示…?
っていうかそんな大事な事なら校内放送で呼び出せばいいのに…
天馬「校長先生慌ててたね。1回戦 もしかしてすごい強い所と当たったのかな」
信助「どうだろう。勝敗指示が出てるのかも気になるよね」
葵「でも、雷門は去年の準決勝校だよ。1回戦で敗退なんてありえないと思うけど…」
『でも、この前フィフスセクターに逆らっちゃったのも雷門中だよ』
フィフスセクターに逆らった学校が勝敗指示で勝てたらフィフスセクターの面目丸つぶれじゃんか
音無「……そうね。ごめんね、鍵はまた今度 すぐに理事長室に行きましょう」
……あ、私達もいくんだ
指示気になるし、行くかっ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。