内村side
時計を見ると、7時。
そうか、今日は学校か。
あなた、元気で良かった。
ご飯食べたり、顔洗ったり、
各々支度して、
家をでた。
楽しく登校して、学校に着くと、、
あなたの机には油性ペンで書かれた、
沢山の悪口が。
あなたはそう言ったけど、
こんな事するやつ、川崎きらり以外に考えられない。
黒ちゃんが川崎きらりに手を出そうとした。
でも、
ガシ
そう言って、あなたが黒ちゃんの手を止めた。
俺達はとりあえず、
机変えたり、あなたのそばにずっといたけど、
これからが心配だ。
せっかく手術が成功して、退院もできたと言うのに。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!