黒田side
『あと、1週間も生きられない。』
この言葉をあじが言った瞬間、
あなたは少し顔を曇らせた。
けど、すぐに笑顔を作って、
そういった。
俺は、作り笑顔をしているあなたが
この時一瞬嫌いになった。
俺は、この作られたあなたが嫌いなんだ。
そう考えていると、
ひらつが怒った。
ひらつが怒るところなんて、
見たのは初めてだったかもしれない。
あじがそういった。
あなたがそう言った時
俺は体が勝手に動いた。
ギュ
俺がそう言うと、
あなたは少し力を入れてハグを返した。
そして、沢山泣いた。
あなたは少し言いにくそうな顔をした。
なんか怖いんだけどw
『ウエディングドレスが着たい。』
おい平塚。
何想像して照れてんだよ。
あなたのウエディングドレス姿、
早く見たいな……
明日は俺とあなたの結婚式だ。
まぁ、実際には年齢的に無理だけどw
なんか体験?見たいな。
俺、やりたいって思って前に調べてたから
明日はあなたを幸せにする日だ。
(最後の方文章おかしくてすみません)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。