黒田side
俺はいつも通り
あなたの隣で寝る。
が、反対側にはひらつ。
結婚式体験した後だから取られる心配はない。
けど、
俺、嫉妬しちゃうじゃん!
因みに今布団入ってて、
電気も暗くしてる。
この会話も小さい声でやってる。
湧とうっちーの方からイチャイチャしてる音が聞こえてくる。
あなたとひらつが楽しそうにしてるのも聞こえてくる。
あじは多分うんざりして寝れてる。
俺、ぼっちじゃん。
俺は明日1日、
あなたにドッキリをしてやろうと決めた。
名付けて、『彼氏塩対応ドッキリ!』
ひらつとハグしてるのか暗くて分からないけど、
その会話してる時点でアウトでしょ。
ゴソゴソ
ギュ
ん?俺の腰に手が回ってきた。
あなたはそう言ってきたけど、
俺を嫉妬させた罰として、
ここは無視します。
あ~!
耐えろ。耐えろ俺。
あなたはこの後すぐ寝たっぽい。
俺はあなたのおでこにキスをして、
明日のドッキリをホントに成功させるために
充電をしました!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。