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第5話

スンチョル編④
目が覚めると実験室のような所に寝ていた。格子窓からは廃墟と化した街が見える。
__まさか…青の奴らに、捕まった、とか…。
バレないようにチラッと横を見るとガラス越しに、見覚えのある人…スンチョルさんが居た。
__なんでここに…?!
you
you
スンチョルさん…
口にはマスクが付けられていて上手く話す事が出来ない。
すると、
青の奴ら1
青の奴ら1
おい。起きたぞ。
__やば…
バレてしまった。
青の奴ら2
青の奴ら2
まず本名を聞く。名前はなんだ。
you
you
……。
青の奴ら1
青の奴ら1
早く言え。嘘を吐くと今度こそ…実験台にされると思え。
you
you
えっ……
観念して名前を言うと横で他の人が書き取っている。
そして次々に住所、家族構成、趣味、性格、普段の行動、年齢…など様々なことを質問された。
やっと質問が終わると、今度は私から質問した。
you
you
ここってどこですか…?
青の奴ら1
青の奴ら1
フッ。やっぱり地球人はそれを最初に聞くんだな。そんなものは調査結果で分かっている。
青の奴ら2
青の奴ら2
教えてやろうか。ここはな、俺たちの実験所でもあり、、一生出られない牢屋でもある。
you
you
え…?一生出られない、牢屋…?
青の奴ら1
青の奴ら1
ここに来たら強制的に働かせる。勿論意味があってのことだが。
you
you
意味って…?
青の奴ら2
青の奴ら2
そんなもの言うものか!
you
you
は、はい…あと、あそこにいる、スンチョルさんを呼んでもらえますか…?
青の奴ら1
青の奴ら1
…いいだろう。
まもなくするとスンチョルさんが来た。
you
you
スンチョルさん、あの、もしかして貴方も青の奴らのn
スンチョル
スンチョル
言わないで。
you
you
え?
スンチョル
スンチョル
おい、席を外してくれ。
青の奴ら1
青の奴ら1
はい。
スンチョル
スンチョル
…ごめん。俺は…この星のアイドル、と言ったが…ある意味アイドルなんだ。
you
you
ある意味…?
スンチョル
スンチョル
他の星の奴に優しくして、仲良くなったと見せかけてここに送還する。そう、悪いやつなんだ。それで他の星の奴らは、よく引っかかってくれるからヒーローのような、ある意味アイドルなんだ。
you
you
悪いヒーロー…。
スンチョル
スンチョル
そう。ごめんね。嘘ついて。
you
you
……。
スンチョル
スンチョル
許すことは出来ないのは分かってる。
you
you
いや、そうじゃなくて…
スンチョル
スンチョル
何?
you
you
スンチョルさんは一回も嘘付いてませんよ。出会った時からずっと。
スンチョル
スンチョル
……ありがとう。そんな事言ってくれる人なんてもう、この星には居なくなってしまったよ。
you
you
え?
スンチョル
スンチョル
もう殆ど破滅状態なんだ。この星は。窓からも見えたでしょう?
you
you
はい、
スンチョル
スンチョル
つい最近までずっと争いを繰り返していた。武器や兵器が沢山ある今の時代にこの星全体で戦争したら、どうなるかは分かるよね。
you
you
はい…
スンチョル
スンチョル
さっき行ったあの辺りの街は僕らが作った空想の世界。
you
you
え…?空想の世界…?
スンチョル
スンチョル
ああ。あれはまだ希望のある、他の星の人か、この星に残された希望を持っている者にしか見る事が出来ない。だからあなたには見えたんだ。本当はあの辺りは此処よりも酷い戦いの跡が広がっている。
you
you
じゃあ、あの店に居た人は希望を持っているって言う事ですか?
スンチョル
スンチョル
いや、違う。あそこに居たのは幽霊。あの戦いで亡くなった者達だ。
you
you
え…
スンチョル
スンチョル
残ったのは僕と、さっきまでこの部屋に居た奴らとこの星の王だ。
you
you
王…?
スンチョル
スンチョル
ああ。と言ってももう死にかけている。もう終わっている。この星は。此処で働かせている他の星の奴らと共にあなたも地球に返そうと思う。それでいいよな?
you
you
…いや。
スンチョル
スンチョル
え?
you
you
私はこの星に残りたい。
スンチョル
スンチョル
それは無理だ。王が死にかけている原因は戦による伝染病でそのうちこの辺りにも広まる。そしたらあなたが危ない。だから逃す。それだけだ。
you
you
なら此処で死にたい。地球で平凡な毎日を過ごすだけなら。スンチョルさんと一緒に、
__あれ?また時間が止まった…?
スンチョル
スンチョル
どうかした?
you
you
いえ…
スンチョル
スンチョル
でもどちらにしろ逃すから。絶対。
you
you
嫌です。
__まただ…一瞬時間が止まった。あ…
意識がなくなり目が閉じていく。
スンチョル
スンチョル
…あなた?!
遠くで私の名前を呼ぶスンチョルさんの声が聞こえる。
you
you
…スンチョル ………
私も小さな声で返事をした…。