夏喜 side
従姉妹の萌亜ちゃんと遊ぶあなた。
ついこの間、赤ちゃんの前とかはデレないって言ってたくせに、
めちゃくちゃデレてんじゃん。
いつものツンはどこ行った?←
夏輝くんの言う通り、
どっちが赤ちゃんかわかんないくらい、
ふたりとも赤ちゃん。
ばぶい、ばぶすぎる。←
ストーリー用に動画を撮り始めたふたり。
永久保存版だよ、その動画。
ハイライトにも追加しとこっかな。←
普段なら大樹くんも「ちょっとあなた!?」って止めに来るけど、
大樹くんもあなた達の可愛さに夢中で、
その言葉右から左へと流れていきました。←
そう言いながら、俺の隣に立った由紀さん。
9歳年上って事もあり、すごい大人。
由紀さんは、
俺があなたの事好きって知っている。
一言も「あなたの事好き」って由紀さんに伝えてないのに、
わかってしまう由紀さん。
勘が鋭すぎます。←
なんて言いながら盛り上がってる由紀さん。
あなたのお母さんが仕事でいない時は、いつも面倒見てもらっていたらしく、
あなたの事ならなんでも分かってしまう。
上手く丸められた気がするんだけど、
まあいっか。
急に真面目な顔をした由紀さん。
雰囲気だけで分かる。
何か真面目な話をするって事が。
少しホッとしたように、
萌亜ちゃんのとこに行った由紀さん。
何があっても、
あなたは絶対に一人にはさせない。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。