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第34話

楓の本音



















白山あなた
楓、大丈夫……?











楓は、会社の中庭のベンチにうずくまっていた。













西野楓
あなた……
西野楓
わざわざ来てくれたの…
ありがとう……






楓は、力なく笑った。





白山あなた
辛かったら、話して……?
白山あなた
私で良ければ、力になるから…



こういう時に陳腐なことしか言えない自分に
少し苛立った。









きっと壮馬なら、その人の心に響く言葉を
言ってくれるんだろうな。






西野楓
ありがとう…
西野楓
じゃ、、話してもいい?





白山あなた
うんっ…!








西野楓
私さ、真帆と幼なじみだって言ったじゃん?
西野楓
真帆は、小さい頃から何でも出来てね、
実は声優を志し始めたの結構最近なんだ。
西野楓
これがやりたいって思ってすぐ出来る
実行力、そして人より上手くできる才能が
正直ずっと羨ましかった。





私は小さく頷いた。





私も同じこと思ってたから。






人は、生まれながらにして平等じゃない。







才能がある人は、なんでも出来るのに、
無い人は、何も出来ない。








頑張っても、頑張っても、届かない。







そんな気持ちを、楓も味わってきたんだろうな。




西野楓
でも、真帆だってずっとずっと頑張ってきたの
知ってるから。
西野楓
人と同じ時間で、人より何倍も努力
してきたから。
西野楓
羨ましいのと同時に、尊敬もしてた。
西野楓
それで、私もそういう立派な人になりたいと
思ってこの会社に入ることにしたの。
西野楓
実は真帆が勧めてくれたんだよ。





楓は少し寂しそうに微笑んだ。





白山あなた
そうなんだ…………
西野楓
でも、あんなこと言われて、
馬鹿みたいだよね。
私は真帆みたいになれないんだって、
絶望した。
西野楓
努力して、努力して、やりたいことも
我慢して、やっとのことで入った
っていうのに。








白山あなた
そうだよ……





西野楓
認められるようになるには、
こんな惨めな思いをしなくて済む方法は
1つしかない。
西野楓
才能がなくても、不器用でも、
何も出来なくても、頑張るしかないんだよ。









白山あなた
努力は、いつか報われるはず……




楓は、大きく頷いて、にっこり笑った。





西野楓
あぁー!話したらすっきりしたー!
西野楓
戻ろっ!
白山あなた
うん!







こんな私たちを見て、綺麗事だとか、
そんなこと考えるなんてありえないとか、
馬鹿みたいだとか、思う人はいるかもしれない。









でもね、
















私たち落ちこぼれにとっては、こうするしか
道がないから。













こう考えなければ、心が持たないから。









仕方がないんだ。








⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
Aoi
Aoi
なんか後味悪くしてみました。
この話は、本当にこれで完結
したんでしょうかね?(意味深←)
Aoi
Aoi
まぁ、次回もお楽しみにっ!