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第49話

目標









磯口真帆
少し長くなりますが、最後まで
聞いてください。


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磯口真帆
私の親は、芸能人でした。



磯口真帆
広坂真梨ってご存知ですか?



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白山あなた
………もちろん。










広坂真梨は、かなり有名だった女優だ。

















でも、確か…



















磯口真帆
浮気報道をされ、炎上して
芸能界を去りました。





















磯口真帆
お母さんは浮気なんかしてなかった。
磯口真帆
仕事仲間と会ってただけなのに……









真帆ちゃんは怒りを必死で堪えているように見える。















磯口真帆
週刊誌に悪質な報道をされたせいで、
やったと言わざるを得ない状況に
させられたんです。

























磯口真帆
その後も炎上は中々収まらず、
お母さんは心を病んで、今は病院にいます。














そんな………
















磯口真帆
あんな報道をされなければ
真実を話すことが出来たのに……!
磯口真帆
病むことだってなかったのにっ…!


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磯口真帆
それから私は、ずっと芸能人を週刊誌を
憎んでいきてきました。
お母さんをあんな状態にしたものを…!








磯口真帆
だから、芸能人になってお母さんのいた
世界を見てみたかったんです。
理不尽なことは私が変えてやるとも
思っていました。













磯口真帆
ただ、声優になって、仕事をしていくうちに
色々な素晴らしい先輩と出会っていい面も
沢山あるんだなって思うようになりました。






真帆ちゃんがちらりと壮馬を見ながらいった。















磯口真帆
ただ、週刊誌の方は違います。
磯口真帆
私は未だに週刊誌を憎んでいます。
憎んでいるというか…存在していること自体が
嫌なんです。
磯口真帆
まぁ、きっと需要はあるんでしょうけど。










磯口真帆
でも、報道される人たちの気持ちは?
磯口真帆
特に、私のお母さんのような場合は?
磯口真帆
嘘をさも真実かのように言われて、それを
そのまま受け入れた人たちから叩かれて。
磯口真帆
存在すること自体はしょうがないとしても、
もっと違うやり方があると思うんです。







白山あなた
真帆ちゃん!





私は思わず口を挟んだ。







白山あなた
ごめんね、遮って。
でもどうしても言いたい。













白山あなた
私が出版社に務めたかった理由は……







































白山あなた
それを見つけるためなんだよ。









私は一つずつ言葉を選んで話す。























白山あなた
私は別に芸能人の親がいる訳ではないし、
真帆ちゃんほど辛い思いをしてきた訳でもない
白山あなた
でも、中学生のとき、私が好きだった芸能人が
週刊誌に報道されてて、ネットとかでも
酷いことを言われてて私も辛かった。











白山あなた
真帆ちゃんは、芸能界を変えようと
思ったんだよね。
白山あなた
私は、そういう週刊誌の悪い所を
変えようと思ったんだよ。








真帆ちゃん、少し面食らったような顔をしている。













磯口真帆
……そうだったんですね。




















白山あなた
さっきはごめん。
何も知らないのは私の方だった。
白山あなた
ただ、ちょっとカッとなっちゃって…
















俯いていた真帆ちゃんは、少しして顔を上げると、















磯口真帆
楓から、聞いたんです。






と、予想だにしないことをいった。









白山あなた
え………












磯口真帆
楓も、あなたさんと同じようなことがしたくて、
出版社に就職しました。
磯口真帆
幼馴染ということもあって、週刊誌に対して
私と同じような気持ちになっていたんだと
思います。
磯口真帆
楓も疑っていたらしいんです。

















白山あなた
…………












磯口真帆
だから、楓の分まで謝らせてください。
本当にごめんなさい。
磯口真帆
あなたさんの言う通り、私、勝手に決めつけて
ました。自分の気持ちに囚われて…
視野が狭かったです。
磯口真帆
ごめんなさい……!










白山あなた
大丈夫だよ。事情、話してくれて
ありがとう。

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斉藤壮馬
はい、一件落着〜!
斉藤壮馬
一時はどうなることかと思ったよ笑
白山あなた
なんか最近私すぐカッとなる癖着いてる…?笑
磯口真帆
私、すっきりしました!
人を疑うって、いい気持ちしませんね〜
斉藤壮馬
そりゃそうだ笑






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真帆ちゃんの本音はよく分かった。









誤解も解けたみたいだし、良かった。













だけど、私には一つ引っかかることがあった。























私を疑うのだとしたら、私が壮馬と付き合っている
のを知っていることが前提となるはず。

















私、楓にそのこと話してないよ……?












⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐⭐
Aoi
Aoi
底知れぬ恐怖を残した終わり方……←
Aoi
Aoi
次回もお楽しみに!