その後私は、頭の中を整理しつつ、映画を
思いっきり楽しんだ。
そして、トークショーの時間がやってきた
壮馬くん含め豪華な声優キャストが続々と
入ってくる。
うわぁやっぱり生で見ると違うなぁ
声優さん達が話し始める。
本当に有頂天になってるはずなのに、
どうしてもさっきの事が頭から離れないで
心から楽しめない。
せっかくの機会なのに…
、、、、
うーん、やっぱり壮馬くんって人気なんだなー
こんな人の連絡先を私なんかがもらっちゃった…
いや、待てよ。
これって私凄い恵まれてるってことじゃない?
じゃあ私はこの機会を目一杯楽しまなきゃ
損じゃん!
みんなに後ろめたさを感じている場合じゃない!
これって運命かも!
…まあそこまでではないけど。
とにかく!壮馬くんと話せる機会を
無駄にはしない!
よし!決ーめたっ!
そう考えると心がすっきりした。
完全に迷いが無くなったわけではないけど、
とりあえずの方針は決まったぞー!
目一杯おしゃれするんだ!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!