第156話

星 に 変 わ る 、そ の 瞬 間 。
4,223
2021/05/21 09:19




夜になり、暗くなってきた部屋。








あなたの状態は、昼からみるみる内に弱っていった。


もう、会話も上手にできへんし、呼びかけても反応が返ってこーへん。






俺はそんなあなたの手を、離すことなくずっと握っていた。





重 岡
重 岡
あなた、、、、


そんな時、しんどくて目も開けられへんかったあなたの瞼がゆっくりと開き、ゆっくりと口を開けた。



貴 方
し、、、げ、、、
重 岡
重 岡
ん、しげやで。


さっきより少し強く手を握れば、それでも弱々しく握り返してくれた。


貴 方
あき、、、と、、、
桐 山
桐 山
おん、照史やで。
貴 方
じゅっ、、、んた、、
中 間
中 間
うん、淳太はここにおるよ。
貴 方
神、、、、ちゃ、、、、
神 山
神 山
うん、神ちゃんやで、
貴 方
りゅ、、、、せ、
藤 井
藤 井
おん、ここにおるよ。
貴 方
濵っ、ちゃ、、ん、
濱 田
濱 田
はい、濵ちゃんやで〜
貴 方
のんっ、、ちゃんっ、、、
小 瀧
小 瀧
っ、、、、、のん、、ちゃん、、やでっ、
貴 方
、、っ、ありがとう、、、
ほんとにっ、、ありがっ、、とうっ、、



途切れ途切れの喋り。


それでも頑張って伝えようとしてくれるあなたが愛おしくて、俺はそっとあなたを抱きしめた。


貴 方
、、、私ねっ、、、みんなとっ、、あえて、、良かったっ、、、楽し、、かった、



、、、なんで、なんであなたやねん、、。


こんなにも、良い子で、俺らが愛してる子やのにっ、



貴 方
私が、、幸せでいれたのはっ、、、パパたちの、、おかげっ、、
貴 方
パパたちがいなかったらっ、、、わたしっ、、ここまで幸せにっ、、生きてこれなかったからっ、、
貴 方
だからっ、、、
貴 方
っ、、ありがとうっ、、、


っ、、あなた、、、、。



あなたがあの日から頑張ってくれたから、

最後まで戦ってくれたから。



重 岡
重 岡
、、、ありがとうは、俺らの台詞やっ、


抱きしめとるあなたの体に、もう力なんか入ってなくて。


それでも、強く、優しく抱きしめた。



貴 方
、、、生まれ変わってもっ、、、
貴 方
、、また、、みんなにっ、、会えたらいいなっ、、



最後に、そう言ったあなた。






俺らは周りなんか気にせず、大声で泣いた。

泣き叫んだ。










俺はあなたの吐息が、生命が消えてしまうまで、


細い体を精一杯抱きしめた。




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