第131話

僕 の 声 届 い て ま す か 。
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2020/08/14 13:25


いつも通りの日常?


あの時まではな。











... なぁ、何してんねん。







小 瀧
小 瀧
....っ、あなた、?

震える足をなんとか踏ん張りながら

震える声であなたの名前をそっと呼ぶ。

小 瀧
小 瀧
なっ、、なんでなん?

静かに俺の涙が頬につたった。






















あなたが飛び降りた。
















迎えに来てて、遅いなーとは思ってた。




でも今日は一緒に出掛ける予定やったから。


何買おうかなー、とか何しよー、とか

俺は完全に浮かれとったんや。











そしたら、視線に映るあなたの姿。


こういうとき不思議と何もかもがスローモーションに見えるんやな。







小 瀧
小 瀧
あなたっ、、あ、、、。


俺はあなたが落ちたであろう場所へゆっくりと踏み出した。





その場へついたとき、腰から力が抜けた。

小 瀧
小 瀧
なっ、なぁ、!
貴 方
.....
小 瀧
小 瀧
おいっ、、おい!!!

震える声で叫び、あなたの体を揺さぶる。
小 瀧
小 瀧
返事してやっ!!!泣
小 瀧
小 瀧
なあっ!!!

今は血が苦手だ、嫌いだなんてどうでも良かった。


ただただあなたの応答を待っていた。








なぁ、目覚ましてくれるんやろ?

なぁ、声聞かしてくれるんやろ?

なぁ、また笑ってくれるんやろ?
















俺のそんな願いは
この場で叶うはずがなかった。


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