第136話

こ ん な に も 好 き な ん だ。
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2020/11/28 10:13







目が覚めると、真っ暗な場所にいた。






貴 方
.... ここ、どこ、?


歩いても歩いても光は見えなくて。

貴 方
パパ、?


パパたちの名前を呼んでも、辺りは静まるだけ。


今ようやく、
私は一人ぼっちだということが分かった。













でもね、?



貴 方
...なんでだろう。




なぜか






「寂しい」とも「辛い」「怖い」とも、




思わなかったんだ。




この先に行ったら楽になれるのかな。












ごめんねパパたち。


私もう、疲れたよ。

















″ .... !! .... っ! あなたっ!″










貴 方
.....え、??



暗闇から聞こえてくるのは













紛れもなくパパたちの声だった。


重 岡
重 岡
あなた!目覚ませ!!
小 瀧
小 瀧
諦めんな!頑張れ!
濱 田
濱 田
あなた、頑張るんや、!!
藤 井
藤 井
あなた ....
神 山
神 山
....辛かったな?あなた、、
桐 山
桐 山
俺らがおるから。
中 間
中 間
安心して戻っておいで、




... なんで、なんで、。






パパたちの気持ちも考えないこんな私を




どうしてそこまで .... ?









重 岡
重 岡
みんな待ってんねんで?
小 瀧
小 瀧
たくさんのグループからメッセージ預かってんねん
濱 田
濱 田
...愛されてるやん、あなた
藤 井
藤 井
あなたのことを見捨てるやつはおらん
神 山
神 山
もちろん、俺らが傍で守ったる
中 間
中 間
だから、あなた、?
桐 山
桐 山
....戻ってこーへんか、?




いつしか、涙がこぼれてたけど


気にせず暗闇を走った。












パパたちに逢いたい。












それだけの思いで、光を探して走る。









はやく家に帰りたい。




神ちゃんの美味しいご飯が食べたい。

しげといっぱいゲームしたい。

淳太に勉強教えてもらいたい。

照史とたくさんのお菓子を頬張りたい。

のんちゃんとたくさんお喋りしたい。

濱ちゃんに釣りに連れて行ってもらいたい。

流星とたくさん遊びたい。












はやく、あの日に







あの日常に戻りたい。










だってパパたちのことが


こんなにも好きだから。








【作者から】


中々更新せず、すみませんでした 。


進路のことについて考えないといけない時期になったり、冷め期になり違うグループを推したりと(今ではWESTバリバリ推してます)、プリ小説を後回しにしてしまいました。



ですが、たくさんの人が待ってくれていると信じて、不定期更新にはなりますが「虹色さんは期間限定パパ」を再度書いていきたいと思います。



これからもよろしくお願いします。



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