第152話

一 難 去 っ て ま た 一 難 。
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2021/05/06 09:26



夜、俺らはほんまにパーティーをした。






俺があなたの好物たくさん作って、
しげと濵ちゃんがコンビ組んで漫才して、
みんなで太ろう宣言してアイス食べて、、、





ほんまに、久しぶりにこんなに笑った。




俺が洗いもんをしとる時でも、うるさい7人組。

ほんま、見てるだけでニヤけてまうわ。


小 瀧
小 瀧
神ちゃん、
神 山
神 山
ん、?


片手に空のコップを持ち、俺のそばに来たのんちゃん。


小 瀧
小 瀧
今俺な、めっちゃ幸せ。
神 山
神 山
、、、そっか。


のんちゃんの笑顔も、久しぶりやった。


あなたが死ぬかもしれへんこの状況で、一番堪えとるのはのんちゃんやって、みんなが思っとった。


小 瀧
小 瀧
、、、俺さ、身内で亡くした人おらんねん。
神 山
神 山
うん、
小 瀧
小 瀧
病気にかかっとる人もおらへんし、、、
小 瀧
小 瀧
そういう経験ないから、あなたが死んでしまうかもって時、みんなみたいに大人な対応できひんかった。


俺らの前でもよく泣いとったけど、

自分の部屋でも一人で泣いとったこと、俺は知っとる。




のんちゃんも、大きいもん抱えてんねん。


小 瀧
小 瀧
、、、俺さ、アホよな。医者は医者でも、俺らと同じ人間。どんな命でも救えるはずないよな、、、。そんなん、分かってるんやけどな、、
神 山
神 山
のんちゃん、
小 瀧
小 瀧
ん?
神 山
神 山
、、、俺らは俺らなりのやり方で、めいいっぱいあなたのこと幸せにしよう。
小 瀧
小 瀧
、、、せやなっ、


俺らに託された時間は少なくても、、、

今あの笑顔が見れるだけで、幸せや。










___ 夜









" っ、、うっ、、、"


神 山
神 山
ん、、、、?


みんなが眠りについたころ、苦しそうな声が聞こえて目が覚めた。


、、、廊下??




自分の部屋のドアを開けると、



神 山
神 山
っ、あなた!?!
貴 方
っ、いっ、、たいっ、


廊下のど真ん中でうずくまり、苦しんでるあなたがおった。


すばやく駆け寄り、あなたの背中を撫でる。


神 山
神 山
、、、頭、??


よく見れば、頭を抑えていた。


重 岡
重 岡
、、、あなた、?
神 山
神 山
しげ、、
重 岡
重 岡
っ、おい、大丈夫か、、!?
神 山
神 山
救急車呼ばなっ、、
重 岡
重 岡
っ、俺電話するわっ、!!


しげが携帯を手に取った瞬間、


貴 方
うっ、、おえっ、、、っ、、!
神 山
神 山
っ!?あなたっ、


なんの前触れもなく、大量に吐き出したあなた。

神 山
神 山
あなたっ、がんばれっ、、がんばれ、
貴 方
っ、、うっ、、おえっ、、くるしっ、
神 山
神 山
苦しいな、もうちょっと頑張ってな、、


止まることを知らへんのか、あなたの嗚咽はとまらへん。


重 岡
重 岡
はい、そうです。はい、お願いします、!
貴 方
げほっ、げほっ、、っ、、、、
神 山
神 山
ちょっ、、あなた!?
神 山
神 山
なぁっ、あなた!神ちゃんの声聞こえる!?
重 岡
重 岡
神ちゃん、、?


治ったと思ったら、俺の方にグッタリともたれかかった小さな体。

神 山
神 山
あなたっ、喉に詰まってもうたかもっ、
重 岡
重 岡
!?!、おい、あなた!


この時のあなたは、息をしてへんかった。



、、、数時間前まで、あんなにも元気やったのに、、。

今この時間を、夢やと思いたかった。

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