第109話

勘違いと嫉妬 ①
6,349
2022/05/05 13:24

新学期が始まり、早数ヶ月…
12月にあった、クリスマス休暇もだいぶ前に終わり


今度は、少し短いイースター休暇が訪れようとしていた


クリスマス休暇は、みんなと共に学校に残り
プレゼント交換をしたりと楽しい時間を過ごした。


もちろん、彼との甘い時間も……


あなた
ッ……///
自分で思い出しておいて、顔が熱くなるのを感じ
私は自分の顔をパタパタと軽く扇いだ


クリスマス休暇のことは恥ずかしくなるからこれ以上考えないでおこう…。



それはさておき…
イースター休暇は長期休暇の中でも短いため
そんなにみんな重要には思っていない。


だから、念入りに予定を立てることも無く
私も、今回の休暇について 彼とは何も話していなかった


短い休暇だし…家に帰るか、それとも学校に残ろうか…
あなた
どうしようかな…
そんなことを考えながら
空き時間の間に借りてきた本を数冊抱え
私は、図書館から寮へと向かう廊下を歩いていた。













…………?
あなた…!! 
授業中ということもあってか
生徒達が少ない廊下を一人で歩いていると

後ろから、私の名前を呼ぶ声が廊下に響いた



その聞き慣れた声に、
私は くるりと振り返ると 彼の名前を呼び返した

























授業が早めに終わり、僕は教科書を抱え教室を後にした


正直、彼女が居ない授業はつまらなくて仕方ない。

パンジー・パーキンソン
パンジー・パーキンソン
あの子がいないと、つまらなそうね((ニヤッ
不服そうな僕の顔を見てか
からかうように笑うパンジーを軽く睨んだ。

今はこいつの相手をしてる場合じゃない

僕は 「図書館に行く」と言っていた彼女の言葉を思い出し
教科書を手にしたまま、図書館へと足を向けた



図書館へと続く、廊下の曲がり角を曲がった時…


ちょうど、彼女が分厚い本を何冊か抱え
図書館から出てきたのが分かった



僕には気づいてないみたいだな…

そう思い、僕は彼女を呼び止めようと口を開いた







その時……















…………?
あなた…!!

僕以外の誰かが、彼女の名前を呼ぶ声が
静かな廊下へと響き、僕は思わず足を止めた


















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新たな短編始まりました…!!
(と言っても2話以上のものばかりですが…💦)

何やら序盤から不穏な空気…
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