ジュキヤside
あの日から毎日喋るようになった
ほとんどの人は俺らのことを変な目で見てくる
でも1人違うめで見る奴がいる
かすの幼なじみ「てお」だ
あいつの目はかすへの嫉妬か?
それとも心配か?
休み時間
いつものようにかすが話しかけてくる
放課後
テオside
ニコニコしながら誰もいない廊下を歩いている
なんかイライラする
あいつがほかの男のところに行くことが
ギュ
かすはゆっくり頷いた
テオはかすを離した
ジュキヤside
窓からテオがかすにバックハグしてるのが見えた
あいつらそんな関係だったのかよ
つい俺は目をそらした
当然その時の会話なんて知りもしなかった
俺は笑顔を作る
さっきまで作ってた笑顔が急に自然な笑顔になる。やっぱ、こいつしかいねぇ
カフェ
お前だけどなw
帰り道
テオside
窓から見えた
2人が付き合うところ
あーやっぱ好きだな
でも、これからは新しい恋見つけないとなあ
かすの自慢の幼なじみにならないと笑
--------キリトリ線--------
もう1話続きますよ
あと、新しい小説は11月21日(土曜)です。
お楽しみに
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。