第13話

雨と双子-後編-【朔間凛月】(※微裏?)
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2020/09/17 10:36
〈side change 〜朔間凛月〉


やっと帰ってきた凛雨は雨に濡れてびちゃびちゃになってて。

傘は持ってたらしいけど貸してしまったらしい。
自分はさしたくないから、って感じ?

相変わらず、雨が好きなところは変わらないよねぇ。ほんと、名は体を表す、なんてよく言ったものだよ。


「ほら、タオル。はやく乾かそうねぇ?」

『はぁ〜い』


さっき部屋から取ってきたふかふかのタオルを凛雨に被せて上がらせる。
ほんとさぁ、シャツとか透けてるんだからちょっとは気にして欲しい。
こっちとしては、そんなの誰にも見せなくないのに。



「ほら、体拭いたら着替えようねぇ?それともお風呂入る?体冷えたでしょ」

『ん〜、お風呂にする〜』

「うん。なら行くよ、体が冷え切る前にねぇ」


洗濯済みの綺麗なバスタオルを二枚と各々の着替えを持って、風呂場へと向かう。


『凛月も一緒?』

「うん。ほっとくとちゃんとやらないでしょ、凛雨は」

『えぇ、バレた?』

凛雨はいつもどこか抜けてるんだからねぇ。
体冷やすと良くないでしょ?


「ほら、はやく」

『はぁ〜い』


・・・
「ほら、ちゃーんときれいに洗おうねぇ?」

『はぁ〜い』

ボディーソープを手に取り、凛雨の体を洗っていく。

俺たち双子は、一緒にお風呂に入るなんて日常茶飯事。

ま、もちろん俺と凛雨はこれ以上もするけどねぇ?


「さ、あったまろっか」

『ふふん・・・ぽかぽかぁ』

あったかそうに目を細めてこちらに身を寄せてくる凛雨は、髪の毛を上げているってのもあって、なんだか少し色っぽい。

「ね、凛雨。体冷えたでしょ・・・?」

『うん』

「俺があっためてあげる。ほら、ん〜」


凛雨の後ろに手を回し、口付けをする。

冷えたからだが思わず火照っちゃうような、あま〜いあま〜いキスを。

勿論、ここで終わるなんて誰も言ってないけどねぇ?


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うん・・・これは裏なの?
裏じゃないの?


てか何したかったんだ・・・

とりあえず雨に濡れてかえってきて心配する凛月が書きたかっただけなんですけど何故かこうなりました((え

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