『雨と月のノクターン』の双子ですが、
一応違う世界線って事で・・・
あと、自分で作った設定なのに若干のキャラ崩壊が・・・w
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今日は雨だった。
傘は持ってきていたけれど、人に貸してしまった。
まぁ、雨は好きだから逆に嬉しいけど。
雨に打たれながら帰ろうとしたその時、
「あれ?あめちゃんじゃないですか〜?かさをささないと、かぜをひいてしまいますよ〜?」
『奏汰くん。そっちこそ、こんな雨の日にまで噴水の中って、風邪ひくよ?』
「ぼくはみずのなかにいないと、ひからびちゃいそうになるので〜。あめのひのみずあびはさいこうです〜」
『わかる〜。私も雨好きだよ。なんて言うかね〜、ワクワクするんだ』
「ふふふ。でも、はやくかえらないと”れい”や”れいのおとうとさん”がしんぱいしますよー?」
『そうだね。じゃあ、またね。奏汰くん』
「はい。おきをつけて〜」
偶然出会った奏汰くんとお水トークをして、やっと帰路に着いた。
・・・
『ただいま〜』
「あ、凛雨。やっと帰って・・・ってどうしたの?びしょびしょじゃん」
玄関まで私を迎えに来た凛月が目を丸くしてる。
『傘もってたんだけどね、貸しちゃった』
「もう、風邪ひくでしょ〜?ちょっとまってて」
そう言って凛月は奥の部屋へ1度戻っていってしまった。
まってて、と言われたので、私はそのまま玄関に立ち尽くすこととなった。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!