コンコン🚪
佐久間さんの部屋に入ると、佐久間さんがテレビの前で寝ていた。
佐久間さんはアニメキャラクターのクッションを抱きかかえ、気持ちよさそうに寝ていた。
おそらく寝落ちだろう。
身体をゆさると、佐久間さんが声を上げた。
佐久間さんが寝ぼけた声で、そう言った。
佐久間さんは、いきなり抱きついてきた。
正面から、ガシッと。
腕の力が強くて、とても抜け出せそうにない。
佐久間さんはそう言って、私の首に顔を埋めてきた。
佐久間さんの髪が首にあたって、くすぐったい。
佐久間さんは腕の力を強めた。
離してくれそうにないので、一度リビングに戻ることにした。
なに、そんなに簡単に離れるの…?
まぁ、離れてくれるなら良いんだけど。
短いけど、許してください!
土日に長いの投稿します!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。