第33話

よくあるやつ
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2023/03/21 05:49




🐻『………最悪。』
僕、ボムギュは困っていた。
コンビニにでも行こう、と昼間から
イヤホンを耳に指して外に出た瞬間、


『にゃ〜………』


家の前に、今にも死にそうな弱った猫。


これってさ、どう見ても僕が拾わなきゃ死ぬよね。


傷だらけだし、痩せ細ってるし。

あーもう、今日こそはコンビニで
溜まってたネットの支払い済ませようと思ってたのに…

🐻『…仕方ない、治ったらすぐ追い出すからなー』

と言うと、僕はその猫を拾い上げた。





▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥


まずは猫に、今日のあまりのご飯と
味噌汁を混ぜて作ったお粥を食べさせた。


🐻『めっちゃ食うじゃん、腹減ってたんだな〜』


その後、風呂場で綺麗にして、タオルに包んでたら
直ぐに寝てしまった。


🐻『あー……もう今日めっちゃ疲れた』


すやすやと眠る子猫を見てると、なんだか……



🐻『あー…眠くなってきた………』
🐻『…………ぐぅ。』




▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥



それから僕が目覚めたのは何分、何時間後なんだろう。

にゃー、にゃーと耳元で声がして、
うとうととしながら目を開けた。


🐻『んー…何?腹でも減っ………』

目の前に、人の顔。

僕の耳をぺろぺろと舐めてる。

🐻『うわあああああああああああああ!!!!』


僕は飛び起きた。


🐻『だっ、誰!?!?泥棒!?おまわりさーーん!』
🐿『うるさ………』


そう言ってポリポリと頭を搔く。
え、なにこいつ、人間なのに猫耳生えてる。
それに……………

🐻『えええええ服は!?!?』
🐿『猫が服なんか着るわけないでしょ。』
🐿『ま、今は人間の姿に戻ってしまいましたが…』

🐻『ね、猫って………』
🐻『今日拾ってきた……???』
🐿『そうですよ。やっと気がついたんですか
ほんと頭の回転遅いですね』
……なんかこいつ、いちいち話し方が鼻につく。
🐻『と、とりあえず服着て!!』
と、僕の服を貸してあげた。
体格は僕に似ているが、この子は筋肉がある。
🐿『とりあえず、今日は助けて頂きありがとうございます』
🐻『あ、あぁ…………』
🐿『僕はテヒョンって言います。オスの1歳半』
🐻『1歳半!?』
🐿『あー……人間の年齢だと、20歳くらいだと思います』
🐻『な、なるほど……』
僕とあまり違わないじゃん。
🐻『というか、どうして僕の家の前に…?』
🐿『1週間ほど前、飼ってくれていた家の主に
人間になれることがバレてしまって……』
🐿『まんまと追い出され、食べるものもなく
さまよっていたら、ここで倒れてしまいました』
🐻『なるほど……』
🐿『…倒れてしまったとはいえ、ご迷惑を
おかけしてすみません』
🐻『えっ!?あ、いやいや!いいのいいの!』
🐻『やっぱ僕、困ってる人見ると
ほっとけないからさ〜!!』
なんて言ったのが間違いだったんです神様。
🐿『へぇ?』





🐿『じゃあ、僕もう1つお願いがあって……』




🐿『僕をここに置いてください♡』






好評だったら続き_✍

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