第250話

膨らむ気持ち2.
2,845
2021/12/04 13:30

仕事が終わって俺の家に来たあなた


『俺、先にシャワー入ってくるから、ジン来るまでテキトーにテレビでも見てて』


あなた「わかった」


そう言ってソファにドカッと座りながら
テレビを付けて、煙草をふかしながらめちゃくちゃ寛ぎだしたあなた



こーゆー時の態度は前と変わらないんだけどな笑


なんて笑顔が溢れそうな自分を隠す為、早々とシャワーを浴びに行った


俺が上がると、既に来ていたジンに俺らのライブDVDがあるかと聞かれた


テレビ台の下からDVDを出して3人で見ることになった



なぜかしら大興奮のあなたは
テレビにかじりついて目をキラキラとさせていた



あなた「キミ達、ライブの時はこんな格好いいの?」


その一言に、思わず嬉しすぎてニヤけてしまった



『なにそれ、笑』



ジン「普段は格好良くないみたいじゃん笑」



あなた「いやいや、普段から格好いいのは百も承知だから。.....なんつーか、すっごいキラキラ輝いて見える」



"普段から格好良い"


あなたも、俺らには興味なさそうに見えてたけど、
一応普段から俺らの事を格好良いと思っててくれたんだ

なんて心の中で、またしてもガッツポーズw


まぁ、何度か顔面良いみたいな事を言われた事もあるけど

自分の気持ちに気づいてから言われたら

こんなにも嬉しいものなんだと、俺自身ビックリした



『てか、普段から歌番組とかで歌って踊ってるの見てるだろ笑
それに去年のカウコンだっていたし。今更かよw』


あなたが久々に普通に話してくれる喜びと
俺らを格好良いと言ってくれた嬉しさを隠すように、
以前の様に会話を楽しんだ









その後ジンが、あなたにライブのアイディア何かないか相談して、返ってきた答えがまさかのコントだった


ジンを見ると、目がキラキラしている


あ、これ絶対やるやつだ



あなたが言うには、世間一般での俺らのイメージをぶっ壊せ的な事だったけど
最後に"キミ達のコントとか想像したらシュールでウケるw"

多分これが本音だ笑



え、俺コントとか嫌なんだけど。。。笑



あなた「平野、アンタは普段の生活そのものがコントみたいだから、なんら変わらんよw」



ジン「たしかに笑」




別に普段の俺、コントみたいな生活してねぇし!!

プリ小説オーディオドラマ