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第1話

出会い(修正版)
35
2020/11/15 10:19
あの空のしたで君と出会う

僕は都内で暮らす平凡な大学1年生の戸倉蓮です。

これまでの人生、普通すぎて生きている価値はあるのかと思うぐらい普通だった。

親に薦められ、別に興味もない学科の桜田大学に通っている。

隠キャの中の隠キャを極めすぎて入学してから半年経つのにいまだに友達が居ない。

とはいっても、別に眼鏡をしてるわけでもなく、チェックシャツをINしてるわけでもないし、下を向いてぶつぶつしゃべってるわけでもない。

まぁこれは僕がTHE隠キャのイメージなんだけどね
では本文をお楽しみください!!



~本文~
入学式
広い敷地内で新しい空気を胸一杯に吸って、上を向く蓮

「よし!行くぞ!!」と蓮が一人呟く

青々とした道を歩き、ゆっくりと会場へと進む。

いつもなら広いんだろうけど入学式だからか、狭く感じた。人が多い。そして皆、希望に満ちた顔をしていた。

「第361回桜田大学入学式を始めます。」と入学式が始まった。



~~~~1時間後~~~~
「やっと終わったー!!」と蓮

あちこちで「やっと大学生だね!」
「初めましてー!よろしく!」などの声が溢れる。
すでに輪が出来ている中で蓮はその場を立ち去る。


そのまま家に帰る蓮

家に帰ると「おかえりー!!入学式どうだった?友達は出来そう?」と母親
「ただいまーあーうんぼちぼちかな」と蓮


その頃なみは
「うーやっと入学式終わったわー」となみ

「なみー!久しぶりじゃね!」と友達

「うわーめちゃ久しぶりじゃん!!これからよろし
く!!」となみ

「よろしく!!このあとカラオケに行かね?」と友達

「行く~!!めちゃくちゃ楽しみ!!」となみ

「それなーじゃあ4時に駅前に集合ね。じゃね」と友達

「おけけ!じゃあーね」となみ

と友達と別れたなみは、家に帰り、服選びとメイクをする。


そしてある薬を飲んで、家を出る。






~~~~半年後~~~~
蓮は静かで最近見つけた蓮の中での穴場へと向かった。
するといつも人影なんかないのに今日だけはあった。

鼻唄を歌う彼女はなみだった。

なみの鼻唄に耳を奪われる蓮。

突然、鼻唄をやめて、「初めまして!1年?私は1年の有田なみ!あなたは?」となみ

「あ!は初めまして、僕は1年の戸倉蓮です!」と蓮

「笑笑、ここよく来るの?私は初めて来たけどここいいね!静かで、発作が起きない。」となみ

「うん!いつも来てるよ。いいよね!静かだし」 
「発作?」と蓮

「あー何でもないよ!笑笑」となみがごまかす

これ以上はなにも聞けなかった蓮はなみと話す

自分とは正反対のなみに戸惑いながらもお互い楽しい時間を過ごす。

休み時間が過ぎて別れる2人。


雲ひとつない晴天の空だった…。


なみと別れ、蓮は教室へと向かう。 


その頃、発作が起きて、倒れるなみ。

保健室の先生は「大丈夫?保健室に行こう!」と言う。

「先生!!そこに薬が入ってます。水と一緒に下さい。」となみ

「あっ!うん!わかったわ!ちょっと待っててね。」と先生

薬と水を手に取りなみに薬を飲ませた先生

「ありがとうございました。」となみ

「どういたしまして!」

「病気かなにかなの?」と先生

「えへへ!えーと…」と黙るなみ

「先生は秘密が守れますか?」となみが聞く

「えっ!?秘密は守れるよ。」と先生が答える

「じゃあ保健室で話しますね。」となみ


薬を飲み、発作がおさまったなみは先生と保健室へ向かう。

「先生…私ね、病気なんです。心臓病!さっきのやつはたまに起きる発作で高校まで、入院してて…」

「やっと普通の生活が出来るようになったのに、発作で普通なんて、どこにもないんです。」

「友達にも言ってなくて、病気だって事隠してるんです。」

「だから秘密にしてほしくて、!!」 となみ

「なんで、友達にも言わないの?」と先生

「病気だってわかったら皆話しかけてくれなくなる。」

「それが1番怖くて、言えないんです。」となみと

「そう!わかったわ。じゃあこれは2人だけの秘密ね!」と先生

「はいっ!ありがとうございます。」となみ

「全然大丈夫よ。」

「大学生活楽しんで!!ファイト!!」と先生

「あはは!!はい!」

「失礼しました。」となみ

そうして保健室を後にすると教室へと向かって歩いた。

その途中、窓際に肘をついて、外を見ていると

蓮がいた。

「あっ!蓮だ!」となみ

(またお話したいな)と思うなみはまた教室へと向かう。










~~~~授業後~~~~
蓮は授業後、いつもの帰り道を帰ろうと思ったが

少し、違う道もあるかなと思い、少し違う道で帰った。

違う景色を見るってなんか良かった。と蓮は思う。
 
「あーこんなお店あるんだ!」と蓮が呟く。


次の日も会いたいなと蓮は思う。


なみは授業後、病院に向かい、発作を起こる頻度が増えてきてる。と伝えると…

医師は数秒黙って…

「来週、検査をしてみましょう!薬を増やしときますね」

「はい!わかりました!」となみ

家に帰り、両親に検査の事を話すなみ


「大丈夫!大丈夫!」となみを抱き締める両親…





なみです!

私は、心臓病を患っておりたまに発作が出ます。

手術を繰り返し、普通の生活が出来るようになったので大学へと進学しました。

大学で彼と出会ったのは、私にとってこれから良い事へと繋がると思います。

私もがんばります。

皆さんも頑張ってください!!








~あとがき~
ここまで読んでくださりありがとうございます。

初めて書いたのでまだまだ未熟ですが、見てくれると嬉しいです。

これは、フィクションなのでなみは私ではありません。



なみの病気は大丈夫なのか?
蓮はなみへとどう向き合うのか?
次回もお楽しみ!!



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