第15話

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2019/01/21 12:48
奏斗



夏休みが終わった










まだまだそんな感じはしないけど






あなたとの距離は縮められた気がした











奏斗
あなた!おはよー!
あなた

おはよー!

夏休み明けから俺は積極的に話せるようになった









でもそのぶんあなたは辛い思いを
しているかもしれない










俺は少し気になることがあった







ある日のこと
美海
ねーお願い答えて奏斗のこと好きなの?まだ好きなの?
あなた

えっ…なんで


美海が必死にあなたの気持ちを聞き出していた




奏斗
美海?そこまでする必要…
美海
ねー奏斗!はっきりして、好きな人誰?
奏斗
えっ…
美海
じゃー舞花ちゃんとあなたちゃんならどっちなの?
あなた

なんで私の名前?

奏斗

俺もあなたも美海の質問には息詰まってしまった












その会話もあってか、会話はするものの












少しあなたは遠慮しているところがある












優花から聞いた話だと俺のことは
諦めろって言われてるとか












あなたごめんな、辛い思いさせて












数日たった放課後












学習委員の仕事のあとあなたに呼び出され
教室に行った












奏斗
なにー?話って?
あなた

奏斗…私は奏斗のことが…好きだよ?
でも今辛いのは奏斗だと思うから私は無理に奏斗に選ばれようなんて思わない。だから

奏斗
やめろ!
あなた

えっ泣

奏斗
そんなこと言っていいと思ってるの?
俺から離れんな!
ギュー
あなた

う、うん泣

奏斗
泣くんじゃねーよ
2人だけの教室で俺たちは抱き締めあった

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