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第5話

背伸び js
157
2021/05/02 16:23


「うーん…!!!」


…と、届かない…

棚の上にある本を取りたいのに
あと一息で届かない…


「うーん、やっぱ無理か…」


図書館で、目当ての本を見つけたのに
おチビの私の、届かない場所に
置くなんて!!



怠けて自力で取ろうとしたのが
間違いだったか…

台でも持ってこようか、キョロキョロと
していると、

『届かないの?取ってあげるよ』

後ろから大きな影と
長い手が伸びてくる


『はい、これでいい?』

ニコッとした笑顔で本を渡させる


私の前に現れたのは背の高い彼は
同じクラスのジェシーくんだった

「あ、ありがとう!」

『どういたしまして。』


本棚にもたれながら答える彼に
ドキッとしてしまう



クラスの人気者で、大きな声で
いつも笑っている彼

そんな彼に絶賛片思い中なのだが
普段は、常に彼の周りには人がいるため

話しかけることすら難しいし
彼に気持ちを伝えるなんて

クラスの隅っこで本ばかり読んでいる
私には、到底無理な話だ

そんなジェシーくんが何でここに…

そんな疑問も抱きつつも
このシチュエーションは…


『この本、面白いの?』


そう聞いてくるから


「あ、うん。面白いよ!おすすめ!」


もっとたくさん話したいのに
いざジェシーくんを前にすると
緊張して言葉が出てこない…


『HAHA!まぢ?俺には難しそー!』


図書館なのに、いつもの様に
大きな声で笑う彼に


「ちょッ!ここ図書館だから…」


思わず、焦って伝えると


『あ!ごめんごめん笑』


と、口に手を当てながら相変わらず
ニコニコしている

顔が熱くなる感覚がありながらも


「取ってくれてありがとね。」


と、再度伝えると

急に彼の顔がぐっと近づいてきて


『あなたちゃんなら、welcomeだよ?』


なんて、耳元で囁いてくる


「えっ?//」


きっと今の私は耳まで真っ赤だろう

今度は、ニヤッとしたいじわるな
表情をしながら、


『じぁねー!』


と、手をヒラヒラさせながら
去っていく彼





未だに胸の高鳴りは落ち着きを
しらないけど


これもチビの特権かな…//


図書館では、絶対に台は使わないと

心に誓いました














。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚

勢いで書いたので、終わりも
まとまりが無くなって
しまいました…

色んなシチュエーションも
書いていきたいので

ぜひリクエストお待ちしております!

♡、☆も泣いて喜びます!

まだ作品は少ないですが
毎回♡つけて下さる方もみえて
本当に嬉しいですー(⑉•ω•⑉)❤︎

いつもありがとうございます!
らびゅ〜〜♡←1度言ってみたかったw


*+:。.。.。:+* ゚ ゜゚ *+:。.。:+* ゚ ゜゚ *

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