〇side
後ろからゆうくんが追いかけてきて
♡「待ってなんで逃げるの」
〇「来ないでよ!」
♡「捕まえた!」
〇「はぁーはぁー」
僕は走るのが遅くてすぐ捕まった
♡「シゲくんはおそろい嫌?」
〇「嫌じゃないけど……」
♡「なら買おうよ」
〇「僕はゆうくんと違ってママに買ってもらえないの」
♡「なんで?」
〇「だって、僕はゆうくんとママと本当の家族じゃないから(´;ω;`)」
♡「泣かないで、今は家族だよ?」
〇「ママはそう思ってないもん(><)」
♡「なら僕も買わない」
〇「えっ?」
♡「僕シゲくんとおそろいがいい」
〇「優しいね」
♡「そう?」
〇「うん、ありがとう!」
ゆうくんは人懐っこくて優しい
僕のために
□「もーどこ行ってたの?探したんだからね」
▽「そうだぞ!2人して」
♡「シゲくんとお話してたの」
□「こいうときはまず謝るの」
〇「ごめんなさい……」
♡「ごめんね」
□「さっきの服買っといたから」
♡「僕シゲくんとオソロがいい!」
▽「大丈夫、しげのも買っといたぞ」
〇「なんで?お金が……」
▽「さっきおもちゃ我慢したご褒美」
〇「ごめんなさい」
▽「謝るなよ、まだ子供なんだから気使わずありがとうだぞ」
〇「うん、ありがとう」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。