シルクから、逃げちゃった。
嫌われた、かな。
この、気持ち、なに。
シルクを見たら、ドキドキする。
とりあえず、家に帰った。
「ガチャ」
るる
姉の琉月
ねぇねと、話し終わったら
自分の部屋に向かう。
階段を上がり、
廊下を歩いて、自分の部屋の前に着く。
「ガチャ」ドアを開け、
「カチャ」閉める。
...恋、かぁ。
まさか、初恋が幼馴染...とは思わなかったし、
恋なんて自分には無関係な物と思ってた。
「ピコンッ」
スマホから、通知が来た。
L。NEを開くと、
「あなた?? 大丈夫か?
何かあったら飛んで行くから言ってな。」
と、メッセージが、残ってあった。
「うん、大丈夫。
ありがとう。」
と、返信して、スマホを切った。
いつまでも制服のままはあれだから、
服を脱ぐ。
...、ブラ、ボロボロになってきたなぁ。
今度、優花と買いに行ってもらお。
ベットに置いてあった、ルームウェアに着替える。
手を洗いに行こ、
あ、シルクの服...、
...まだ、シルクの匂い、する。
洗濯、したくないな。
私に、恋は難しいのかな。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。