はやく、はやく、はやく!
俺は、あなたの手をずっと握ったまま
待っていた、
帰り、あるってる時、
ずっと下を向いてぼーっと
していたあなた。
でも、俺はあなたを信じるよ。
待ってるからな、
🚑=3
救急車到着
その直後、みんなが来た
俺はショックが大きすぎて、
倒れ込んでしまった。
足に力が入らなくなってしまった。
というか、体に力が入らない
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あなた視点
このまま、死ぬのかな、
楽になるんだったらいいや、
いいんだ、
これでいいんだ、
これで、みんなに迷惑をかけないで済む。
退院したら遠出しよう。
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三日後、
みんなの家に向かった、
カチャ、
俺は部屋に向かった。
家を出た。
サヨナラなんてしたくなかったけど、
しないと、みんなが苦しくなるだけだ。
みんなのために出ていく。
よし。いこう。
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ガチャ
懐かしいあの部屋、
このドアを開けたらいつもの様に笑っていたれいながいたのかな、
部屋って言ってもみんなの部屋なんだけどね、
カチャ……
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。