第5話

虐待。
7,089
2019/05/04 10:48
学校が終わり、帰ろうと荷物をまとめていると、
莉犬くん
莉犬くん
あなたー!一緒に帰ろー!
You
You
うん いいよー
莉犬くん
莉犬くん
みんなも一緒に帰ろー!
ころんくん
ころんくん
おう
ななもりくん
ななもりくん
いいよー
るぅとくん
るぅとくん
帰りましょ
さとみくん
さとみくん
おっけー
ジェルくん
ジェルくん
そやなー
みんなには言ってないが、


言うわけないが、

俺、(私)は、虐待を受けている。
You
You
(最近、腕のアザ増えてきた。痛い、動かすだけでも痛い。)
ジェルくん
ジェルくん
……あなた……?あなたー、

……………………あなたー!
You
You
へ?な、何?
ななもりくん
ななもりくん
なんかあった?
るぅとくん
るぅとくん
大丈夫ですか?
You
You
だ、大丈夫だけど
さとみくん
さとみくん
あんま無理しさすんなよ
ジェルくん
ジェルくん
俺らのこと頼ってや
莉犬くん
莉犬くん
そうだよ!あなた元気ないと、
俺まで元気無くなるから、(´・ω・`)
ころんくん
ころんくん
…………
莉犬くん
莉犬くん
ころちゃん?
ころんくん
ころんくん
なんでもない。
ころんくん
ころんくん
早く帰ろー
ころんどうしたんだろう、
何かあったのかな、
そんなこと思って歩いていると、
You
You
あ、家ここだから、じゃあね
ななもりくん
ななもりくん
おう
るぅとくん
るぅとくん
またあした!
さとみくん
さとみくん
またなー
ジェルくん
ジェルくん
またあしたなー
莉犬くん
莉犬くん
ばいばい!
ころんくん
ころんくん
またね、
You
You
うん、
うそだ、皆と『またね』なんてしたくない、

家の中に入りたくない、
You
You
ただいま、
父親
帰ってこないていいのに……!
【殴る蹴る】
You
You
ゔっ、やめ、ろ
父親
親に対してなんだ!
その口の利き方は!
You
You
っ、親なんて、思っ、た、ことなんて、ない
父親
なんだと!育てたの誰だ!
You
You
そ、んなの、頼ん、でない、
父親
【灰皿で殴る(頭)】
You
You
っはぁ、ゔ!
父親
出てけ!
You
You
わ、かったよ
ガチャ!


俺は出ていった。

あんな家家たまるか、

その時
You
You
うわっ、
視界がぐわんと歪んだ、
You
You
っ、た、たない、と
俺は今ある力を振り絞って
必死に立って歩いた
You
You
っ、もう、無、理
その時、俺は階段から落ち、た(?)
You
You
落ち、る……!
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ……!
You
You
……
俺はこの時どこで意識が無くなったのか分からなかった。
──────────────────────────────
その時、ころんは
ころんくん
ころんくん
なんで、俺が買い物行かなきゃ行けねぇんだよ(ブツブツ
ころんくん
ころんくん
は……?
あそこに倒れているのはあなたに違いない、

なんで、
ころんくん
ころんくん
お……い、あなた!
あなた、あなた!
You
You
……
ころんくん
ころんくん
なんでこんな傷だらけな、
まさか、虐、待?
ころんくん
ころんくん
だとしたら、アザとか、
ころんくん
ころんくん
あなた、ごめん。
ころんくん
ころんくん
と、とりあえず連絡
焦りをあらわにして電話した、
ころんくん
ころんくん
な、なーくん、いまさ、こ、公園の下!下にいるの、で、て、
焦りすぎて言葉にならない俺を
ななもりくん
ななもりくん
ころん、落ち着いて話して、
ころんくん
ころんくん
う、うん
ころんくん
ころんくん
買い物きてて、帰りに、
公園の階段の下に通りかかったら、
あなたが、倒れてて、
多分、階段から落ちたんだと思う。
ななもりくん
ななもりくん
ころん、とりあえず救急車呼んで、そこで待ってて
ころんくん
ころんくん
わかった、
救急車を頼み、
俺はあなたの手をずっと握って待っていた。

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