ん~!!
よく寝た~!!
隣にいたはずのるぅとは居なかった、時計をみると8時ちょうどだった。
ドア越しにさとみの声が聞こえる
それと同時にいい匂い~!!
ルンルン気分で1階に行くと、朝から贅沢なご飯がぁ~!!
さとみって凄いな~
私も料理上手くなりたいな...
パクッ
今日も美味しいな~
幸せだな~
や、やばい!!顔に出てしまってた...
恥ずかしい////
ちょうどおなかいっぱいになったくらいにピーンポーンとインターホンがなった
荷物が届いたのかな...??
荷物見られないようにしないと女子ってバレちゃうから気をつけないとな~
少しはやばしりすぎたかな..??
でも、さすがにバレたらココですごしにくくなるし、学校にも行けなくなっちゃう
うぉぉぉ!!
今その名前は禁句なんですよ宅配員さん!!
とは言えず小さい声で
さ、さすがにダンボール2ついっきには無理だな...。
でも置いてたら見られるかな??
......いや、大丈夫大丈夫
ゆっくり慎重に階段を昇っていると...
なにかで滑りそのまま真っ逆さまに...。
あ、誰か助けて...
目を開けると.........
るぅとにお姫様抱っこ状態!?
いや、これだめだ!!違う意味で死ぬ!!
そこで私重大な事に気が付きました。
ダンボールがグチャグチャになって中のものが出てたんです!!
もーだめ。バレた。
ここでも暮らせない
学校にもいけない
だから言ったじゃん!!
幸せな事の後にはすごい不幸なことが訪れるって..
絶対このことじゃーーーーん!!
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!