制服に着替えて
皆より先に学校に向かった。
今日は3月の14日
なんの日か分かる??
まず。
なーくんとさとみくんの卒業式!!
二人とも見事難関大学合格!!
すごいな~!!
そして...
私の両親の命日にもあたる
皆が
”学校終わったら行こ!!(行きましょう!!)”
と言ってくれたから良かった...
そんなこんなで学校についた
私は1番上の3年生の階から
なーくんさとみくんの席を見つけ
”ありがとう”
そー思いながら机に手紙をいれた
同じく2年生のところ
そして、最後に1年生のところにも
みんなにバレないように早めに学校に来たかいがあった
最後にるぅとくんのところに手紙をいれて
一安心していると
危な...
バレるところだった笑
*******************************
卒業式が終わり
散々泣いたあとは
皆で写真をとって、一緒に帰った
1回家には帰らずそのままお墓に行くことにした
行く途中ママとパパとの少なくて濃い思い出を思い出していた
あー、そーいや私あれからピアノ弾いてない
せっかくパパが買ってくれたのに...
もー8年か...
早いもんで、でも数字に表せば長い
あ、見たことある景色になったな
と、思ったらそこはもうお墓だった
すると急に涙が零れてきた
最後にすこし今の現状をママとパパに話して
私達は帰った
ガチャッ
そーいって
手渡されたのは手紙
まさか...
私男のフリして良かった
男のフリしてまでって少し思っちゃったけど
男のフリしなかったら皆に会えなかった
だから良かったと思ってる
なんだって、家族ができたんだから!!
私は
今もこれからも
幸せです!!
******************
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。