第8話

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2019/03/13 19:39
No side



夕方の暗闇に歩く影が4つ

それは宛もなく歩いていた


健人「なくね?」


勝利「聡、ほんとにこっち?」


聡「うん、逃げてくる時ここ通ったもん」


そういう聡とは打って変わって

目的の場所は出てこない


健人「やっぱお前が見たの嘘なんじゃない?」


聡「嘘じゃないです!ほんとにあなたが閉じ込められて!」


健人「じゃあその校舎は?ここの学校に別館なんてない」


聡は目を丸くした


聡「じゃあ俺が見たのは・・・」


マリ「僕も見たの。古い校舎」


勝利「でも俺そんなの見たことないよ」


4人の主張が食い違う

先程からイライラしている健人が


健人「じゃあ見つけたら連絡してくれねぇ?」


とキレた


健人「勝利いくぞ」


勝利「・・・はい」


勝利は2人に申し訳なさそうな目を向け

帰って行った


マリ「そちゃ、どうしよ」


聡「マリも帰りな?もう夜遅くなっちゃう」


マリ「わかった。無理しないでね?」


聡「ありがとう」


彼がこうするのは

彼の中の罪悪感があなたを助けろと

叫ぶからであった


聡「あなた・・・」

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