前回の続きです!!
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ん?
ほら、ってのんが女の子集団のほうを見る。
あー、そういうことね!
自己紹介する前の肩慣らしにもなるもんね!
さすがのん! さえてるわ。
って喉の調子を整えて·····さあ、行くか!
うん。こんなもんかな?
我ながら、語尾とか謎すぎて寒気がする。
自分のこと殴りたくなるわ。
って、ん? ちょっと待って、うそでしょ·····?
だ誰も聞いてない!!
みんなの視線は舞桜が独占っ! になる予定だったのに。
マジですか·····あの、それ1番つらいパターンなんだけど。
ひとりでぶりっ子してる子とかただのイタい子でしかなくなる。
深いため息をついたとき、のんにぽんって肩をたたかれた。
のんさんやめてください。
私がさらに辛くなる·····。
とてもむなしい。
というか、のん!
さっきから笑いこらえてるの見えてるからね、
バレてますよっ!
まったくもう、なんで私がこんな扱いされなきゃ
ならないんだっ!
あー、ムカついてきた!
なんかもう、どうでもいいから席座らせてよ、
なんでこんなに人集まってるの?
って私がさらに思ったとき、
担任の先生が入ってきて、女の子集団が散っていく。
おお! 先生、すごい! ありがとうございます!!
脂でおでこが光ってて、おなかが出てベルトの上に
のっているような先生だけど、いまは背中から羽が生えた
天使のように見えるよ!
そればかりか、脂でテカったおでこさえもありがたく
思える·····!
まさに、救世主ってやつだね!
って先生を尊敬のまなざしで見ていたら、すでにみんな
席に着いている。
やばいやばい!
初日から注意はされたくないもん。
と思って急いで席に着く。
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次、平野紫耀クンが出てきます!
遅くてすみません💦
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!