第12話

92
2019/10/31 08:26


前回の続きです!!








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西園寺花音
西園寺花音
舞桜、手始めにぶりっ子キャラ利用してみたら?
  ん?

ほら、ってのんが女の子集団のほうを見る。

あー、そういうことね!

自己紹介する前の肩慣らしにもなるもんね!

さすがのん! さえてるわ。
滝川舞桜
滝川舞桜
エッホン、ゴッホン!
  って喉の調子を整えて·····さあ、行くか!
滝川舞桜(ぶりっ子)
滝川舞桜(ぶりっ子)
みんなー、そこ舞桜の席なんだけどぉ。
滝川舞桜(ぶりっ子)
滝川舞桜(ぶりっ子)
舞桜がこんなにかわいいからってぇ、
席つぶさないでぇー、
滝川舞桜(ぶりっ子)
滝川舞桜(ぶりっ子)
舞桜困っちゃうっ
  うん。こんなもんかな?

我ながら、語尾とか謎すぎて寒気がする。

自分のこと殴りたくなるわ。

って、ん? ちょっと待って、うそでしょ·····?

だ誰も聞いてない!!

みんなの視線は舞桜が独占っ! になる予定だったのに。

マジですか·····あの、それ1番つらいパターンなんだけど。

ひとりでぶりっ子してる子とかただのイタい子でしかなくなる。
滝川舞桜
滝川舞桜
はあ━━·····
  深いため息をついたとき、のんにぽんって肩をたたかれた。

のんさんやめてください。

私がさらに辛くなる·····。

とてもむなしい。

というか、のん!
滝川舞桜
滝川舞桜
笑うな!
  さっきから笑いこらえてるの見えてるからね、

バレてますよっ!

まったくもう、なんで私がこんな扱いされなきゃ

ならないんだっ!

あー、ムカついてきた!

なんかもう、どうでもいいから席座らせてよ、

なんでこんなに人集まってるの?

って私がさらに思ったとき、
担任の先生
担任の先生
ほらー、お前ら席つけーHR始めっから
  担任の先生が入ってきて、女の子集団が散っていく。

おお! 先生、すごい! ありがとうございます!!

脂でおでこが光ってて、おなかが出てベルトの上に

のっているような先生だけど、いまは背中から羽が生えた

天使のように見えるよ!

そればかりか、脂でテカったおでこさえもありがたく

思える·····!

まさに、救世主ってやつだね!

って先生を尊敬のまなざしで見ていたら、すでにみんな

席に着いている。

やばいやばい!

初日から注意はされたくないもん。

と思って急いで席に着く。











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次、平野紫耀クンが出てきます!







遅くてすみません💦

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