第8話

チベスナと妹と
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2022/05/18 08:38
あれからお兄ちゃんの帰宅により私は戦線を離れ、課題に取り組んでいた。


宮先輩と急激に距離が縮まって困惑している。けど、すごく嬉しい。



第一印象と全然違うタイプだったし。あの人は良いイケメンだ。

角名倫太郎
角名倫太郎
あいつ凄いな、あなたが俺以外のしかも年上の男と話してるの俺初めて見たかも
you
you
、、そんなに?
今日も今日とて両親のいない食卓。






兄はそう言いながら赤いペンで二重丸を書いた。



私は、味噌汁の出来を毎日三段階で評価してもらっている。二日ぶりの二重丸はお値段の張った赤味噌のおかげだろうか。


ともあれ、先輩と仲良くなれた上に味噌汁も高評価。私の心は晴れ渡っている状態だ。


人生最高、気分万歳
角名倫太郎
角名倫太郎
大丈夫だよ、治は悪いやつじゃない
you
you
お兄ちゃんが言うんならそうなんだろうなぁ
角名倫太郎
角名倫太郎
お前俺への信頼度えぐいな
たいへんよくできました。

サラサラとペンを走らせる兄は照れくさそうに笑った。
you
you
じゃあもう1人の宮先輩もいい人?
角名倫太郎
角名倫太郎
うーん、あなたは苦手なタイプかもね
言葉を濁らせたということは、良い人だけどクセのある人なんだろうか。


治先輩がクセのない人では決してないからまあそうなんだろうけど。
角名倫太郎
角名倫太郎
治があなたのこと俺に似てなくて可愛いって言ってたよ
you
you
、、、、おせじ?
角名倫太郎
角名倫太郎
さぁ
お世辞なのかなんなのか。どういう意味での可愛いなのか。


それでも、私のいないところでそんなこと言うのはずるい。



全く、そういうとこだぞ

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