第6話

友達
42
2018/03/20 07:50
友達
ぇ?迷路??
あなた

うん。そうみたい…。

友達
それって、あなただけなの?
あなた

そう。お母さんとか、お兄ちゃんとかは普通に大丈夫なんだけど…。

友達
1回家に行ってもいい?
あなた

うん。

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あなた

ここだよ。

友達
じゃあおじゃまするねー?
ガチャッ
友達
お邪魔します。
お母さん
あら、いらっしゃい。あなたの友達?
友達
そうです。
お母さん
あれ?あなたは?
友達
えっ?いない…。
----------✂︎-----------
あなた

あー。やっぱりね…

ここは、お風呂場のドアの前。つまり脱衣所。
----------✂︎-----------
お母さん
まぁとりあえず、2階のあなたの部屋で待っててね。
友達
はーい。
お母さん
まったく、どこいったのかしら。
ガチャッ
友達
ぇ?
あなた

ごめんね。やっぱり私だけみたい。

友達
ぇーすごい!えっ?どっからきたの??
あなた

ちょっとね。脱衣所から、リビングに繋がるドアを開けたら、私の部屋っていうルートなの。

友達
やっぱすごい。
あなた

でもね。まだ行きたくても行けない場所があるの。

友達
どこ?
あなた

う、ら、部屋。

友達
裏部屋?どうしてそんなところに??。
あなた

これだけは、話したくない。

友達
そっか…。
だって私だけの秘密の部屋。
こんなところ入られたら、私、終わっちゃう。
友達
そろそろ帰るね。
あなた

うん。なんかごめんね。

友達
また、話聞かせてね?
あなた

うん。じゃあね。

お母さん
あら、もう帰っちゃうの?あなたったら一体どこに…。
友達
あなたちゃんなら、2階にいますよ。
友達
それでは、お邪魔しました。
お母さん
あら?どうしてそんなところに??
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もしも今日寝て、明日起きたら、この状態が変わってるかもしれない。


そう思って目を閉じた。

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