杏紀が自殺して1ヶ月半
私は2年生になった
2年生に上がっても依然1人のまま
周りは声を掛けてくるどころか、避けるようになっていた
ある日の放課後
家に帰ると玄関には母の靴があったが静かだった
いつもならパタパタと仕事の準備をしているはずだ
あなた「母さん?」
リビングに入ると母が倒れていた
あなた「母さん!!??」
近づくと母は呼吸をしていなかった
急いで救急車を呼び病院へと向かった
過労だった
父と離婚してから働き詰めでほとんど家に居なかった
こっちでも1人か…
次の日から学校を休んだ
1日中ベッドの上で天井を見つめていた
その時母の実家から母の携帯に電話がかかってきた
『もしもし真由美ちゃん?ゴールデンウィークなんだけどね』
あなた「ばぁちゃん…」
『あれ、あなたちゃんやないの真由美ちゃんに変わってくれる?』
あなた「母さん死んだ」
『え?』
あなた「過労だって…うちどうしよ…」
『そっか、じゃあこっち来る?』
あなた「え?」
『ひとりじゃ寂しいでしょ?私たちと一緒にどう?』
あなた「行く…そっち行く!」
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過去編ここまで!!
過去編だけで8話も使っちゃった(´>∀<`)ゝ
キャラデザ改変したので見てくださると嬉しいです!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!