第39話

38.
1,492
2021/06/28 15:00
次の日


朝練後昇降口




「あっ!あなたちゃんや!」




名前を呼ばれ後ろを振り向く




森川「おはよう!」




あなた「お、おはよ…」




侑「森川ぁ!お前何あなたちゃんに声掛けとるんや!」



と、私と森川の間に割り込む




森川「はあ?あなたちゃんに声かけたらあかんのか?」




侑「あかん!」




森川「なんでや!」




侑「なんもないけどあかん!」




森川「意味わからんわ!」




あなた「侑。」




侑「何ぃ…ヒッ!」




あなた「黙らんかい」





森川「あなたちゃん!」




間に居る侑を押し退け




森川「今日、私も一緒にお昼ご飯食べちゃあかん?」




あなた「あー、えっと…」




正直言って嫌だ




侑「あ!それええn「駄目。俺と食べる約束してるから」




侑の言葉を遮って角名が言った




あなた「え?」




角名「あなた、早く行こ」




そう言って私の腕を掴んで早足で歩いていく




あなた「え?あ、うん」


















ついたのは人通りの少ない踊り場だ




あなた「倫、どうしたの急に」




角名「いや、だってあなた嫌そうな顔してたし」




あなた「あー、バレたか…」

「そういえば愛海ってうちらのクラスで浮いてるんじゃなかったっけ」




角名「悪魔でクラス"では"ね」

「学年ではお嬢様的な存在かな」




あなた「え、何それ」





角名「実際お嬢様なんだよ」





倫が言うには



愛海のお父さんは有名な資産家で沢山の会社の株式を買ってそれで儲けているらしい




それに家も大きく豪邸だと言う







あなた「愛海の家行ったことあるん?」




角名「ない。噂だよ」

「でも、あまり近づかない方がいいかも」



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