第34話

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2020/04/16 11:01
牛「美紗乃、大丈夫だったか?」

あなた「はい!何もされなかったので!!」

廊下を歩きながら牛島先輩が聞いてくる。
まぁ、されそうになったけど()
牛「美紗乃は危なっかしいな」

あなた「そうですか?あ、あと牛島先輩、私のことはあなたって呼んでください。」

牛「あなた…?」

あなた「はい!なんですか?」((ニコニコ

牛「!あなたは可愛いな。」

あなた「ふへ…?///」
今まで可愛いと言われたことは何度もあった。でもそれはお世辞とかの部類だと思ってる所があって、いつも適当に流してたし、恥ずかしくもならなかった。

でも、牛島先輩はからかう様な事は決してしないし、素直に物事を言う人なのでこの時はほんとに恥ずかしかった
牛「…すまん…つい」

あなた「だ、大丈夫ですッ…!!」
思わず下を向いて答える。

あなた「う、牛島さんはお風呂入ったんですか?!」

牛「いや、まだだ、マネージャーが入ったあとは梟谷だからな、その次に白鳥沢だ。」

あなた「そ、そうなんですねッ…」

シーーン

あなた(あ、あんなところを見られた後、名前呼びになって…気まづいッ!!)
牛「あなたは…」

あなた「は、はひっ!」

牛「フッ… 緊張しなくて大丈夫だ。」

そう言って牛島先輩は優しく微笑んでくれた。

牛「他の部員から、何かされたか?」

あなた「合宿中は、特に何も…」

牛「そうか、それなら良かった。」

あなた「皆さんに…私、なにかしてしまいましたかね…?」

ずっと疑問に思ったことを聞いてみる。

入りたての仮入部の時は皆さんとても優しく接してくれた、それなのに…入部してから何故か扱いが酷くなってしまった気がする…。
牛「…何もしていない。」

牛島先輩はどこか遠くを見るような目でそう言った。

あなた「じゃあ…なんで…」

牛「皆、あなたのことを好いているのだろう。だからじゃないか?」

あなた「え…?」

牛「恥ずかしがっているのだと思うぞ。」

そう言った牛島先輩はフフッと小さく笑っていた。

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