日「大王様大丈夫ですか?!」
及「チビちゃんおーげさ〜!及川さんは全然大丈夫☆」
ヘラヘラ笑いながら言う及川さん。
本当は痛いはずなのに…
あなた「…」
及川「…あなたちゃん!怖い顔しないで?」
あなた「腫れてました。痛いの我慢したらいけないこと、及川さんなら分かってるでしょう?」
ムッとした顔で言うと苦笑いをする及川さん。
岩「?!そんなに酷かったのか?」
あなた「まぁ、そこまでじゃないですけど放置してたら酷いことになってたかと…」
岩「クソ川…てめぇな…」
及「待って待って!!もうすぎた話だよ☆」
あなた「何言ってるんですか!もう…」
岩「あなた、悪かったな…」
あなた「いえいえ!!岩泉先輩は悪くないですし!!」
及川さんに怒ったのに岩泉先輩が謝る。
岩泉先輩はほんとに及川さんの保護者みたいだ。
影「あの、及川さん…大丈夫っすか?」
及「飛雄に心配されるほどヤワじゃないもんね!べーだ!」
岩「心配してくれてんだろ。大丈夫の一言くらい言えバカ及川。」
牛「及川、手首が腫れてるならあまり無理をしない方がいい、あなたと一緒に俺のサーブを見てるといい。」
及「誰がウシワカちゃんのサーブ見るか!
あなたちゃんとイチャイチャするからいいもん!」
あなた「イチャイチャはしないですよ。」
真顔で言えば、「もう塩だなぁ!」と言われた。
岩「あなた、俺のサーブ見てくれるか?」
あなた「! もちろんです」((ニコッ
日「待ってよ〜!俺らの速攻は?!」
影「俺のサーブも!」
うずうずとしたように言う二人をなだめると、「岩泉さんの次に、絶対見ろよ。」少し拗ねたような飛雄が、そう言った。
あなた「分かった!」
元気よく答えればニコッと微笑んで自主練に戻って行った。
岩「あなたは大変だな、マネージャーと言ったってここまでやる必要は無いだろ?」
あなた「私が役に立つ方法なんてこれくらいしかないんで、やれることを精一杯やりたいんです!」
及「ちょっとぉ!岩ちゃんとイチャイチャしないでよ〜及川さん泣いちゃうよ?!」
あなた「イチャイチャなんてしてませんッ!」
岩「変なこと言ってると殴るぞ。」
及「ほんとに殴りそうな勢いやめて?!」
ぴえん顔してる及川さんを方って、岩泉先輩とサーブ練をすることになった←
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。