谷「あ、あれ??これは…ん、??」
あなた「谷地ちゃん、それはこっちに置いといてくれるかな?あ、そしたら、谷地ちゃんはかおりさんと野菜切るのやっといてくるかな…?」
谷「シャチッ!!」
鍋は食材を切って用意しておけば後は皆が好きな具を入れたりしてくれるだろう。
ま、いわゆる手抜きりょうr((ゴホンゴホンッ!
時短料理なわけだが…
あなた「つーちゃん、なんでここにいるの?」
私の同い年で1番仲のいい異性、つーちゃんがずっと食堂で私達のことを見てるのだ。
五「いやぁ〜…する事がないから、少し見守っとこーかと思って!」
あなた「皆さんの邪魔にならないようにね?」
五「分かってる!」
ルンルン気分で席に座ってるつーちゃん、そんなに鍋が好きなのかな?
五(あなたのエプロン姿可愛い〜…ほんっとに天使。女神。目の保養!!!)
あなた「いたっ!」
野菜を切っていると間違って指も切ってしまった。
あなた「っ…結構深くまで切っちゃった…」
清「?!あなたちゃん大丈夫?!?!」
五「あなたどした?!大丈夫?!」
あなた「大丈夫です!!少し指を切っちゃっただけなんで!!」
雪「…五色くん…?あなたちゃんの手当てお願い出来る?」
五「は、はいッ!」
白福さんが気を利かせて私をつーちゃんの元へ引き渡した。
雪「絆創膏とかは医務室にあるから!」
あなた「つーちゃん、付き合わせてごめんね…?」
五「大丈夫!こうなったら手助けするために見てたからw」
あなた「つーちゃん優しい…!」
五「あなたに言われると照れる…///」
あなた「えへへ〜」
そんな事を言っているといつの間にか医務室に着いていた。
五「はい、あなた入って?」
つーちゃんに促され医務室の中に入った。
あなた「つーちゃん、私さ、この傷手当する程じゃないと思うんだけど」
五「ダメ!バイ菌入ったらどうするの?!」
あなた「?その時に考えればいい!」
五「も〜…」
呆れたように消毒をしてくれるつーちゃん。
色んなことを言うけどつーちゃんはいっつも優しい。
五「はい、出来たよ?」
絆創膏を貼ってくれて、私の顔を覗き込んでくる。
あなた「ありがとう!」
指を曲げたり伸ばしたりしながらお礼を言う。
五「痛くない?」
あなた「少し痛いけど大丈夫!」
五「傷見たけど、結構深くまで切ってたよね?」
あなた「ゔ…」
五「俺が何も言わなかったら放置してたでしょ?」
あなた「ゴメンナサイ…」
五「分かればいいの!これからはちゃんと言ってね?」
あなた「はーい」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。