第85話

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2020/07/26 05:40

あなた｢岩泉先輩助走の時に少し緊張してるのかな？時々早く踏み出してる時あります。
気をつけてみてください！｣

岩｢おう、緊張…少し気持ちが早まってんのかもな。｣

及｢あなたちゃんにいいとこ見せようと張り切っちゃうんだもんね！  ﾎｷﾞｬｯ！｣

わぁお…岩泉先輩の拳が及川先輩のお腹にクリーンヒット☆
痛そうだな←

あなた｢及川さん、人を煽るのは試合中、審判の人に目をつけられない程度にしなきゃ意味ありませんよ。｣

及｢それより及川さんの心配してよ…痛いんだよ…｣

岩｢自業自得だクソ川｣

お腹を抱える及川さん。
それを横目で見る岩泉先輩。
何が起きたのかイマイチ状況が飲み込めていない牛島先輩。

うん、サーブ練の続きをやろう←

あなた｢岩泉先輩！ 緊張してる時は行動をゆっくり、丁寧にやるように心がけるのがいいと思います。
自分が思ってるよりもゆっくりやった方が緊張してる時にはちょうどいい速さになるかと！｣

岩｢おう！ありがとな。｣

ニッコリ笑って私の頭を撫でてくれる岩泉先輩。

岩泉先輩の手は安心する。

あなた｢岩泉先輩(の撫で方)好きです｣((ﾆｺｯ

岩｢は？｣

及｢え？｣

私がニッコリ笑ってそう言うとピクリとし、なでる手が止まった。

あなた｢岩泉先輩？｣

及｢あなたちゃんどういうこと？！？！？！
岩ちゃんのこと好きなの？！それは恋愛として？！｣

あなた｢え？｣

岩｢わ、わりぃ、突然過ぎて理解が…｣

あなた｢ん？←｣

ｶﾞﾝｯ！！と大きな音がなって体育館の入り口から誰か入ってきた。


国｢あなた！俺が来たよ！｣

あなた｢あ、英くん早いね｣((ﾆｺｯ

いつも無気力なはずなのに何故こういう時は早いんだろう、というのはこの世の七不思議の一つ()

及｢もー！なんで国見ちゃん来ちゃうの？！｣

国｢なんで来たらダメなんですか？｣

及｢ごもっともです←｣

そんなことより！
と、及川さんの方に向いてた体をこちらに向けてぎゅー！と抱きついてくる英くん。

国｢及川さん達に何もされなかった？
影山とか、大丈夫だった？！岩泉さんは心配してないけど何かあったなら言うんだよ？｣

あなた｢うん、落ち着いてね？｣

ぎゅーぎゅー締め付けながら言ってくるもんで苦しかったりする((

及｢国見ちゃんｯ！離れてｯｯ！！｣

国｢及川さんにそんな権限ないです。
お疲れ様でした。｣

あなた｢こら！先輩にそんな態度とったらダメだよ？←｣

国｢あ、そっか！   この至福のひとときを邪魔される気持ちて及川さんなら分かってくれますよね？(睨)｣

及｢ァ、ハイ。｣

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第86話 🦅

ﾒʓ👼🏻🐈

コンテスト受賞作品

グランプリ

好きになるのはキミ限定【完結】

なぁな

編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。