宣言通り1人で逃げ、なんとか白布先輩も縁下先輩も巻けた。

あなた(残りの制限時間は…)

設定しているタイマーを見るために時計アプリを開く。

20分54…53..52....

あなた｢20分もあるんですかぁ…｣

思わず口に出して言えば疲れがどっと来るような気がした。

あなた｢メロンパン食べたい~~~勝ちたいです~~泣｣

半べそになりながらぐるりと回って建物にもう一度入り、休めて隠れるに適した場所を探してみる。

あなた(そういえば清水先輩と仁花ちゃんはどこにいるんだろ)

隠れ場所を探しついでに2人のこと見つけられないかなーなんて思っていると明らかに挙動不審な仁花ちゃんが階段を登ろうとしていた。

あなた｢わ、仁花ちゃん。｣

あまり大きな声を出さずにぱたぱたと近づけば｢ひぃ！！｣と怯えた声を出されてしまった。

あなた｢あ、、ごめん…驚かせるつもりは全然なかったんだけど、、｣

谷地｢いえ！！私の方こそすみませ、、！！って
あなたちゃん！？｣

私の顔を見るなり驚いたように目を見開いた。

あなた｢うん、あなただよ。｣

谷地｢捕まってなかったんだね、、！！良かった…｣

安堵のため息をついた仁花ちゃんは私の手を握って、階段を登り始めた。

谷地｢いきなりごめんね、さっきあそこの廊下に及川さんと矢巾さんがいて、、｣

あなた｢あ、そうなの？ありがと〜｣

谷地｢いえいえそんな！！！！！！！！！！！｣

ぶんぶんと首がもげるんじゃ、、？というくらい振った仁花ちゃんはどんどん進んでいき、見覚えがある部屋の前に止まる。

谷地｢少しここで休まない？水筒部屋の中で…｣

あなた｢うん、もちろんいいよ！｣

そこは寝泊まりをしているマネの部屋だった。

あなた｢そういえば、仁花ちゃんは泥棒から逃げてるみたいだけど警察側応援してるの？｣

及川さんも矢巾先輩も泥棒陣営なはずだが泥棒から逃げてるとなると警察側を応援している同士かと思いわくわくしながら聞いてみた。

谷地｢いや、その、どっちかを応援してるとかはないんだけどできるだけ誰にも見つかりたくなくて、、！｣

あなた｢ふーん、、そういうものなんだ…｣

がさがさと荷物の山から水筒を取りだした仁花ちゃんがこくりと頷いた。

谷地｢なんと言いますか、、私のせいで警察側が負けるのも泥棒側が負けるのも嫌だからどこかに隠れたりはしてないし見つかり次第その人について行こうかな。って、、｣

説明を一通りしてくれたあとゴクゴクと水を飲んだ。

谷地｢ぷはぁ、、！あなたちゃんはどっちか応援してる、、、の…｣

質問をしようとした仁花ちゃんはｽｰｰｰっと顔色を薄くした。

谷地｢もしかして泥棒陣営応援してた…？｣

あなた｢え、いや？どっちかというと警察チームだよ！｣

谷地｢な、なら良かった…｣

ほっとしたようにため息をついたあとボソボソと｢私のせいであなたちゃんが応援してる陣営が負けてしまうとか末代までの恥、、！良かった、、よかった、、、｣とかなんとか言っていた。

あなた(すごくボソボソ言ってるけどなんの話しなんだろ…？末代、、、恥…？？？？)

よく聞こえなかったのでとりあえず笑顔で｢あはは〜、、そっか〜…！｣と言っておいた。

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前回のお話に沢山のおかえりなさいコメントありがとうございます！とても嬉しかったです🥹🤍

あと、コメ返の基準なのですが

めちゃくちゃ面倒くさがりのダメ人間やってるので、次のお話楽しみにしてます系は｢ありがとうございます！｣って心の中で思って返信はしていません💦

前まではしていたのですが、有難いことに多くの方から言ってもらえる機会が増えましたのでコメ返はしなくなりました…

でもとても嬉しいので次のお話待ってますのコメントも是非してください🫣🫶🏻

感想等ももちろん大歓迎です~！！🫰🏻

では、またつぎのおはなしで！ばいばい！！