第135話

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2021/02/25 12:00
あなた「はぁ.....」
なぜ私は一日に2回もお姫様抱っこされなくてはならないんだ...
自分のせいとかそういうのは分かってるんだけど!!!ね!!!
五「そんなにため息つかれると悲しいんだけど」

あなた「ごめんねつーちゃん。自分が不甲斐なくって。」

五「??」
それはそうと、転んだのは確かに痛かった。
あなた「やっぱ私鈍臭いのかな…」

五「まぁ、天然ではあるかもね。」

あなた「やっぱり…」

五「でもね、そういう所含めてめちゃくちゃ可愛いと思うよ。」
そう言うとつーちゃんはニコッ!と微笑んだ。
あなた「うっ''…これはモテる男のオーラってやつ?つーちゃんやっぱ好き…」
再度つーちゃんの胸板に頭を押し付ける。
五(ぅあ''…めちゃくちゃに可愛いしやばい…、やばい!!)
あなた「それはそうと…」
頭を押し付けるのを辞め、つーちゃんの顔を見つめる
あなた「降ろしてもらってよろし?」

五「だめ。可愛い顔してもダメ。怪我してるんだから!!」

あなた「怪我って…大したことないって言ってるのに〜」
ぷく〜…と頬を膨らませてみるが、「とにかくダメだから!」と釘を刺された。
あなた(歩けるのに心配症だなぁ)

五「あ、牛島さん」
私と合わせていた目が前にむく。
あなた(?川西先輩と…話し、て…)

五「牛島さ」

あなた「つーちゃん、静かに。」
視線を牛島先輩たちに向けたまま手で静止する。
五「え、なッ」

あなた「んッ…!」
つーちゃんの腕から無理やり抜け、私だけでも、と牛島先輩達から見て死角になるところでに立つ。
五「ちょ、あなたてば」
小走りして、私の近くに来るつーちゃん。
足は大丈夫なの?と心配してくれるがそんなこと考えている暇なんてないくらい私の頭はパニックだった。
あなた(なんで川西先輩と牛島先輩が…もしかして?!)

五「あなた?」

あなた「チクられてる…?」
実際に口に出すと頭が真っ白になって体から熱が引いていく。
あなた「私、マネージメントやらなきゃ…」

五「え、そんな怪我してるなら少しくらい休みなって!」

あなた「だめ!サボったら怒られるもん…」
心臓がバクバクと音を鳴らす。
あなた「ごめんね、先戻る。」
五「え…?!」





五(牛島さんにチクられるようなことあなたはやらないでしょ、)
五色工は美紗乃あなたと一番仲がいい。





そして









五色工は、美紗乃あなたの事をよく知っている。

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