第1話

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2021/06/13 02:22

ｺﾝｺﾝ

一応ノックをし、返事がないので小さな声で｢失礼しまぁす。｣と言って部屋に入る。

すやすやと気持ちよさそうに寝息を立てながら寝ている皆さんに歩み寄って起こそうとした。

あなた｢雪絵さーんそろそろ起きてください！｣

とんとん！と布団越しに軽く体を叩けば｢ん''〜…｣と呻きながら起き上がった。

白福｢あなたちゃん…おはよぉ。｣

寝ぼけ眼を擦りながら｢ふわぁ…｣と欠伸をした。

あなた｢おはようございます！さ、もうご飯作ったので食堂行きましょ！｣

白福｢え、？私何もしてない…もしかして寝坊しちゃった？！｣

あなた｢あ！そんな事ないです！！私が早起きしたので先に始めただけで！｣

焦って訂正すると、大きな声が出てしまったために清水さんと仁花ちゃんも起こしてしまう。

谷地｢んん…おはようございます…。｣

清水｢おはよ〜…。｣

ぼーっとした顔で私と雪絵さんを見つめる烏野マネの2人。

白福｢あ、なんだ…2人もお寝坊さんなら罪軽いね！｣

谷地｢…お寝坊さん、？   え？！私寝坊ですか！？ごめんなさいごめんなさいごめんなさい！！｣

はっ！とし起き上がる仁花ちゃんを落ち着かせる。

あなた｢雪絵さん！変なこと言わないでください！！
私が先に始めただけですってば！！｣

谷地｢あなたちゃん、ごめんなざい''！！｣

あなた｢仁花ちゃん大丈夫だから！！｣

そんな中清水さんだけ、目覚めがいいのかテキパキと布団を片付けていた。

あなた｢雪絵さんも早く起きてください！｣

白福｢あれー？からかいすぎちゃった？｣

反省してないようにニマニマと笑いながら布団の片付けをしだした。

谷地｢ごごごごごめんなさい！！ほんとになんと言えばいいのか…｣

あなた｢大丈夫だから！寝坊もしてないよ！！それより布団片付けよ！！｣

半ば無理やり謝り倒す仁花ちゃんを起き上がらせ、布団を片付けさす。

あなた｢最終日だし、楽に！ね？｣

谷地｢あなたちゃん…シャチ！｣

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編集部コメント

主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした！<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。