あなた「牛島先輩!」
白鳥沢に戻って直ぐに主将である牛島先輩に声をかけた。
牛「あなた、その犬はどうしたんだ??」
あなた「その、懐いちゃったみたいで…」
あははと苦笑いをすると、そうか。と短く返事をしてくれた。
白「試合の邪魔すんなよ。」
あなた「うッ…さ、最善を尽くします…」
五「この子の名前なんて言うの?」
あなた「……あなた」
五「え?」
近くによってきた白布先輩とつーちゃん。
白布先輩はいつも通りの塩対応。
つーちゃんはメイの名前が気になる様子。
あなた「あなたって名前!
私と一緒なの…紛らわしいからメイって呼んでるんだけど…」
五「へ〜…じゃあ俺もメイって呼ぶ!
あなたが2人だと分かりにくいし!」
ニコッ!と眩しいくらいの笑顔を見せるつーちゃん。
うん、神様かな??
あなた「ありがと〜〜!!!(泣)
あなたって名前だといやでも反応しちゃいそうだったから」
メイを見つめながらそう言う。
何を言ってるのかよく分からない。というように首をかしげ、くぅーんと鳴くメイ。
あなた「ふふっ、なんでもないよ〜」((ニコッ
五「メイちゃんはちっちゃいねぇ〜ここにずっと居たら誰かに食べられちゃいそう」
あなた「あははッ!確かに!!」
メイを優しく撫でながらつーちゃんと話していると、後ろからおい。と声をかけられた。
あなた(この声は…)
鷲「何サボってんだ。
仕事しろ仕事。」
あなた「鷲匠先生厳しい〜…」
メイをゆっくり地面におろし、鷲匠先生が持ってきてくれたノートを受け取る。
あなた「私だって別に遊んでたわけじゃないんですよ?」
鷲「の、わりには随分楽しそうだったな。」
あなた「うぅ〜…次は青城とですか。」
ノートを広げかがら言うといちいち確認取るな。
覚えてるだろ。
と怒られた()
五「じゃ、俺はそろそろ行くね!」
あなた「あ!うん、!行ってらっしゃい!!」
小さく手を振ってコートに入っていく背中を見た。
あなた「つーちゃんって、白布先輩と似てるところあるよな…」
ふとそう呟くと「馬鹿なこと言ってねぇでさっさとノート書けよ。」と再度怒られた。
あなた(だから先生ってば怖いなぁ…)
もう既にコートにみんなが集まっていて、及川さんなんかこちらに向かって手を振っている。
あ、岩泉さんに殴られた。
ま、通常通りで何よりですね()
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。